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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico8祝福の風を受け継ぐ者〜Reinforce Zwei〜
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? 噴いてないぞ、噴いていないから!」

「子供に見られたくらいで恥じらうほど〜、私は初心じゃないわよ〜」

必死に反論してくるルシル君の鼻からは確かに血は出てへん。うん、判ってるよ。そやけどここは男の子が居るってことを知ってほしいからな、ミミルさんに。そんなわたしの口撃は、ミミルさんの大人としての余裕の前にあえなく失敗。

「うちにはザ、ザフィーラが居ますので!」

「それに、主はやてやリインのような子供には刺激が強すぎますので!」

シャマルとシグナムも参戦してようやく「しょうがないわね〜」指をパチンと一鳴らし。するとミミルさんの足元に暗めの青に輝くベルカ魔法陣を展開されて、「疲れるのよね〜、これ」その姿を変身させた。とは言うても、ブラウスにタイトスカートッてゆう普段通りの服やったけど。

「ふわぁ〜。もうこれでいいわよね〜?」

服を着て大きなあくびをするミミルさん。わたしらは一斉に溜息を吐いて、わたしはリインの顔を覆い隠してた手を退けて、ヴィータはザフィーラの首から離れて、シャマルはルシル君の両目を覆い隠してた両手を退けた。2分にも見たへんこの短い時間に疲労はほぼマックスや。

「えっと・・・コホン。ミミルさん。お世話になりました、おおきにありがとうございました!」

リインの誕生がここまで早く出来たのはミミルさんの力があってこそや。そやからわたしは深く頭を下げた。すると、「あ、ありがとう・・ございました」リインもわたしの膝の上で頭を下げた。そんでルシル君たちもお礼を言ってく。

「私の方こそ、ありがとうよ〜。融合騎を生み出すなんて、きっと後にも先にも無いと思うし〜。良い経験をさせてもらったわ〜」

ミミルさんは融合騎を生む技術を持ってる。そやけど融合騎を生むことはもうせえへんって以前言うてた。融合騎に振り回される融合事故で大きな事件・事故を起こしたくないからって。そやからリインフォースUが、ミミルさんにとって最初で最後の融合騎になるって。

「困ったことがあったら〜、またいらっしゃいな〜」

そうしてわたしらは、新しい八神家の家族――末っ子のリインフォースUを連れてわたしらの家へと帰った。

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