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Ghost trick
困惑
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翌朝、宿屋を出た一行は昨夜少女から聞いた王宮へと目指す。

ウソップ「おい!あのオレンジ色の髪!もしかしてナミじゃねーか!?」

ルフィ「ナミ!?何処だ!?」

と、ナミらしき人物を見付けたウソップは指を指す。

ルフィ「お〜いナミィ!!」

ナミ「へ?」

真っ先に彼女の元へ駆け寄り、息を切らせるルフィ。

ルフィ「良かった!無事だったんだな!ナミ!!」

ウソップ「ハァッ…ハァッ…。ナミ…無事だったんだな」

と、後からぞろぞろと他のメンバーも集まる。


しかし、次の瞬間…彼女の口から思いがけない言葉が突き付けられる。


ナミ「誰よアンタ達?何で私の名前知ってんのよ?」

ルフィ「…何言ってんだよナミ。お前は俺達の航海士だろ!!」

ナミ「はぁ?ちょっと何言ってんのよアンタ!大っ嫌いな海賊と一緒にしないでくれる!?」

―パシンッ―

ルフィに掴まれていた手を思いっ切り振り払うナミ。

?「どうした?ナミ」

ナミ「キラー!丁度良い時に来てくれたわ!!」

するとそこへ、“殺戮武人”キラーが現れた。

キッド「キラー!!」

キラー「何故俺の名前を?」

キッド「てめぇが俺のクルーだからだろ!さっさと此処から出るぞ!!」

キラー「俺がクルー?悪いが人違いじゃないのか?」

キッド「はぁ?何言ってんだ!“殺戮武人”キラーだろ!?」

そして、ナミだけでなくキラーの様子も可笑しい事に気付く。

キラー「“殺戮武人”?悪いがそんな名前は知らない。
俺やナミは、生まれた時からずっとこの国の住人だ」

全「!!??」

彼から言われた発言に思わず目を疑う一行。

キッド「キラー!てめぇ!!」

ロー「落ち着けユースタス屋!一先ず此処を離れるぞ」

そして、不本意ながら彼等はその場を離れた。

フランキー「どうなってやがる?アイツ等、俺達の事何も覚えてねーぞ?」

ブルック「けど、一体どうして…」

ロー「恐らく、死神屋が記憶を消したに間違い無ぇ」

スモーカー「記憶を消しただと…!」

と、ローの1つの仮説に驚く。

ロー「この国が平和な理由は、奴が国民全員の辛い過去や記憶を消したからだ」

ウソップ「だからナミはあんな事を…」

先程の彼女の発言に納得するウソップは、ある事に気付いた。

ウソップ「まさか…仮に俺達がアイツ等を助けたとしても…」

ロー「あぁ。海賊だった自分を忘れてる以上、助けても無駄だ」

すると、付け加える様に彼はこんな事を口にした。

ロー「だが、奴の弱点を突けば
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