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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十一話 エテモンの過去
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エテモン『今日からここに住んでるアンタ達はアチキの下僕よ!!』
毎日毎日、自慢の爪で落とし穴を掘り、大好物の木の実なんかをおとりにして幼年期のデジモン達が面白いくらいに引っかかり、悲鳴を聞くのが日課だったガジモン達のテリトリーにずかずかと入ってきて、初対面早々、意味不明なご挨拶をかましたのが、エテモンだったとガジモンは言う。
突っ込みどころ満載である。
当然、一見するとふざけたキャラクターであるエテモンだ。
強烈なキャラクターに引っ張られて、無謀にも完全体に集団で襲い掛かったガジモンたちは問答無用でラヴ・セレナーデの餌食となり、気絶したところをそのままずるずる引きずられて、今の下僕生活が始まったらしい。






























大輔「……」
賢「えっと…」
ワームモン[どこからツッコめばいいのかな…]
[ツッコミ不要。まあ、最初は不満だったけど、慣れてくれば悪くはなかったんだ…退屈しなかったし…笑天門号ってあるだろ?]
大輔「あのトレーラーのことか?」
[ああ。ありゃ元々、エテモン様がコンサートを開くために改造したやつなんだ]
賢「コンサート?」
[エテモン様は元々スーパースターになりたくて、サーバ大陸ででっけーコンサート開くのが夢だったんだとさ。で、一人じゃ出来ねえから、俺達に喧嘩売って、グループ作って、あっちこっちに喧嘩売りながらコンサートして回ってたんだよ]
ワームモン[へえ、凄いね]
[うっせえな、ただコンサートするだけじゃつまんねえだろ。エテモン様のコンサート参加したことねえから言えるんだよ。あの人、気が済むまで歌い続けるから客になったら覚悟しろよ。朝から晩までずーっとアンコール強制だぞ。そのうち耳に残って夢に出るって大好評だ。
帰りたくても帰れねえんだぞ、ダークスピリッツが飛んでくるから]
大輔「あれ、今とあんまり変わらないんじゃないか?」
[ああ、変わんねえな。でも、村を消滅させるとか、そんな酷えことまでする人じゃなかったんだよ]
賢「エテモンが?何か信じられないな…」
[コンサートすんのに客の故郷ぶっ壊してどうすんだよ。ただでさえ評判悪いのに、今じゃすっかり嫌われもんだ。おかげでコンサートがっらがら。なのにあの人、スーパースターになったって思い込んでるから全然わかってくれないんだよ]
ワームモン[ガジモン達じゃ止められないの?]
[出来てたらこんなことになってねえよ!!俺達は強くて格好いいエテモン様だから門下に入ったんだ。今のエテモン様はエテモン様じゃないんだよ!!止められそうな奴らならいっぱいいたさ。みんなエテモン様が追っ払ったり、殺したり、逃げだしたりしていなくなっちまったけどな…]
賢「成る程…」

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