暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
1巻
主従契約魔法×澪の初めて
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「さて、一真さんからの紹介話も終えたところですし、澪様には提案があります。もちろん一真さんには了承済みですけど」

「提案・・・・?」

今後についての話し合いは既に一真と万理亜から双方とも了承した形となったので、澪にとっては今後の相談ではなく提案となったので疑問に思った。

「これから一真さんと深雪さんや他の仲間たちで、澪様の護衛をしてもらいます。現状では離れ離れになる時がございますでしょうが、いつ一真さんや深雪さんが離れるかは分かりません。一真さんからは蒼い翼からの監視衛星で見張っていると言っていましたがそれは人間の時だけです。魔族や勇者の一族からの人払いの魔法やら結界を張られたら、いくら監視衛星でも今回のような居場所は分からない状況となり、澪様の元に駆けつけるとは限りません」

「これについては、既に蒼い翼や付近をパトロールしている私服警察官がいるが、その時現れる魔族や勇者に対応できるのはあくまで俺と深雪達だけだ。今回は場所は分かっていても探査や索敵不能になる場合がある」

今回は前々からこうなる事を予測済みでいたからいいものだが、これから敵が出現するかは一真でも分からない。GPSでも人間時では限界はあるから、これからはなるべく離れないようにするしかない。いくらケータイの技術でも壊れたら身のフタもない、肝心な時に通信障害を起こしたり敵に奪われたりされる事があるので、別の方法を考える事にしたら一つだけ方法があると言った万理亜からの発言によりそれだと思った一真だった。

「でも他に方法がないんでしょ?完全な居場所探知なんて、そんな魔法はないんだし」

本来居場所探知の魔法は初歩的な事で、自分の居場所を探知される事は戦いにおいて最優先に防がなければならない。敵の居場所ならともかく味方の居場所まで知れては元も子もない、探知に掛からない魔法防壁やダミーを使った囮魔法などが多数生まれて今では探知魔法は戦闘では使わない手としては有名である。それを聞いた一真と万理亜はふっと笑ったのだった。

「それが可能なんだよねー、特定の相手だけを限った魔法が」

「その名は『主従契約魔法』によって魂を結ばれた者同士なら、それに一真さんの力である程度改良されたのを今回使わせて頂きます」

主従契約魔法をやるためにリビングでは何が起こるか分からないので、地下二階にある実験室と名がついた部屋に来ていた。本当は朱音達や深雪と情事をやる部屋でもあるが、今回はここを使う事になった。そんで床には魔力によって描かれる魔法陣が出てきた事により、これから行われる儀式を執り行う事で俺と澪と万理亜だけ魔法陣の中に入る。深雪は明日の転校とかで、準備をする事になっている。

「深雪さんはここには来なくても大丈夫なんですかー?」

「心配しなくても大丈夫だ、それ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ