暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】
ギルド『ノーネーム』とそこでの夜
[1/3]

[8]前話 [1] 最後
さて、僕のギフトのラインラップで皆が苦笑するし、黒ウサギはなぜか形骸変容(メタモルフォーゼ)を使用してウサ耳がついた姿の僕に抱きついて離れないし、なぜか性別は変換しててTSみたいになってるし、どうなってるの?

えぇ、はい。僕のギフトが異常だからですよ。なんなんですか、人類の一種の夢を叶えちゃったじゃないですか。意味がわからない。

……っと、現実逃避はやめよう。これ以上はなぜか辛くなるからね。

「黒ウサギ〜、はーなーせー!」
「やっと会えた。同族にやっと会えたっ…」
「く、黒ウサギっ? 取り敢えず落ち着いて? 冷静になって?」

同族ってなんだ? ところで黒ウサギ泣くのはやめてください。なぜか僕が問題児3人に『あーあ、泣かせた(やがった)』みたいな目で見られてるからっ! 三人とも! 怖いからやめてくださいっ!!

◆■◆■◆

「あぅ……すいませんでした、香夜さん」
「いやいや、怒ってないからね?」

30分後、やっと黒ウサギが泣き止みさっきまでの行動が恥ずかしかったのか頬を赤く染めている。釣られてこっちも頬を微かに赤らめると問題児三人と白夜叉に生暖かい目で見られた。うみゅ…恥ずかしい。
そのあと白夜叉が「後でおんし一人で私の部屋にこい」と言った為黒ウサギにノーネームのコミュニティの場所を聞いて僕は四人と別れた。


「んで、白夜叉さん。何かようですか?」
「うむ、実はおんしのその『形骸変容(メタモルフォーゼ)』に用があっての」

形骸変容(メタモルフォーゼ)に? どう言うことなのかな…?
キョトンとしていると白夜叉がため息をはく。

「その格好だと無駄にやっかみがあるだろう」
「………あ」
「やっと気づいたのかの…」

再度のため息を着くと呆れたように告げた。

要約すると、
1.『形骸変容(メタモルフォーゼ)』を無闇矢鱈に使わないこと。
2.使うとしてもコミュニティの中だけにすること。
3.『形骸変容(メタモルフォーゼ)』を使うとしてもウサギの耳は出さないこと

の三点を約束させられた。その代わりに刀と銃を一つずつもらうことになった。

「ほれ。刀と銃じゃ」

そう言って白夜叉が手を叩くと水晶のような半透明な黒い刀と白の銃身に青い線が引かれているの拳銃が現れた。

「この刀と銃は人を選ぶと言われておるんだがおんしなら大丈夫な気がしての」
「無責任だなぁ…まあ使いこなせるように努力はするけど」

ついすねた口調になって受け取る。白夜叉が笑っているが知ったことではない。
ギフトカードに刀と銃をしまう。
ギフトカードには刀が黒牙(くろきば)、銃が月代(つきしろ)という文字が新たに刻まれた。

「要件はこれで終わり? それなら帰らせてもらうよ?」

一言
[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ