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一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第11話?終わりとそれから
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とがよくある。……意外と昔からの悩みだ。

「それにこれはコウが考えて悩んだ末に出した答えでしょ??なら、私に口出しできないよ」
「……ありがとう」

?素直に感謝の言葉を述べる。すると、向こうは口元を優しく笑わせながら、俺にフレンド承認のウインドウを飛ばしてきた。

「せっかくの機会だし、フレンドになろうよ」
「……お前、わざわざ自分を危険にする気か?」

?俺がβテスターだからユウとカイと離れたというのに。同じことは繰り返したくない。
?俺の言葉の意味を察したのだろう。カグヤはぽんと手をうった。……こういうと悪いかもしれんが、ベタだな。

「そのことなら心配いらないよ。私もβテスターだからね」
「……そうか」
「反応薄いね」
「……薄々感じてはいたからな」
「そっか。えへへ、私も詰めが甘かったな〜」
「……まあ、いつも通りでいいと思うぞ。普通バレないと思う。フレンドの件は悪いが断らせてもらう。だが、また今度会えたら……今度は俺から頼もうかな」

?その時には今よりはβテスターうんたらも落ち着いてると思うしな。
?俺は心のなかでそう呟きながら、ウインドウのいいえの方を押す。

「そう……じゃあ、その時が楽しみね」
「……ああ、じゃあまたな」

?――この言葉は、できればユウとカイにも言いたかった。
?俺はそう思わずにはいられなかった。
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