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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
これが平和
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しい成長を遂げたマリー。
外見も、腹違いではあるがリュカの娘として、ほぼ同時に生まれたリューラ・リューノと比べても明らかなほどの成長ぶり。

1週間前に買ったドレスがきつくて(特に胸が)着れなくなる程の急成長をしているのだ。
10歳の彼女(マリー)が町を歩くと、男共が寄り付いてくる…
彼女(マリー)が10歳だと言っても、誰一人信じない…
それ程までに見事な美少女に急成長した。

そんな彼女(マリー)が浮気をしないか、気が気ではないウルフ。
どうすればいいのか悩み抜き、そして一つの結論に達した。
上司の奥方(愛人)も美女揃いなのに、誰一人として浮気などしていない。
それは何故か!?
勿論、彼自身が良い男というのもあるのだが、彼の行動に答えがあるとウルフは考えつく。

謁見中でも、新人のメイドを発見すると即座に口説き出す上司…
例え側に奥方(愛人)が居ても、美人を見つければ口説き出す上司…
その都度、彼女等は躍起になって彼の心を自分に向けようと試みる。
自分の方が魅力的で、誰よりも彼を愛していると訴える。

これこそが彼女に浮気をさせない最良の方法であると確信するウルフ。
マリーと側に居る時(半径3メートル)は人目も憚らずイチャつくのだが、離れるとメイドなどをナンパするどっかの上司と同じ行動をする様になった!
無論バレると彼女は激怒するのだが、上司に教わった甘い言葉で彼女を口説き、激しい床運動へと持ち込む荒技を習得した!

国務大臣オジロンの娘…ドリスがウルフに言った事がある。
『アンタ…リュカそっくりね!馬鹿なの?』
だが真実は違う。

ウルフにとってナンパの目的は、相手の女性を落とす事に在らず!
彼女(マリー)にヤキモチを焼かせる事こそ目的であり、彼の上司の様に愛人を作る事は勿論、ナンパ相手とデートすらしないのである。

だが完全に主導権はウルフが握る事となり、彼を見張る為に自ら共に過ごす時間を作るマリー。
長男カップルよりも、初孫の確率が高い2人。
末永く幸せになってもらいたい。






多くの騒動と、多くの笑いに包まれながら、グランバニアは更なる発展をして行くだろう。
新たな国が増え、今までよりも政務が多くなったグランバニア国王。
まだまだ若い彼が頑張っている間は安心だろう。



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