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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
追憶-レミニセンス-part1/恋するルイズ
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ルイズたちがアンリエッタから依頼された任務を遂行している間のこと。トリステイン魔法学院は夏季休暇に入っていた。生徒たちの帰省ラッシュが進み、今トリステインから南東の大国『ガリア王国』に向けて進行中の、この小さな馬車もその一端であった。
馬車に乗っているのはルイズのクラスメートでおなじみの二人組、タバサとキュルケの二人だ。タバサの使い魔であるシルフィードは、馬車の頭上をゆっくりと飛び回っている。
キュルケはタバサが帰省すると聞いて、実家に帰ってもやることのない彼女は友人であるタバサの家についていくことにしたのだ。
牧場で放牧されている牛の草を食べている姿や、道中馬車の横を通り過ぎたイケメンを見てはしゃいだり、キュルケは馬車から一望される景色に一人盛り上がる一方、タバサは相変わらず本を静かに読んでいる。
「本ばかり読んでないで、たまにははしゃぎなさいよタバサ。せっかくの帰省なんでしょ?」
自分だけ外を見て盛り上がっているのが少しばかばかしくなったキュルケが詰まらなそうにタバサに言うが、タバサはぺらっとページをめくるくらいだ。
「そういえば、ガリア人であるあなたがどうしてトリステインに留学したのか聞いてないわね。なんで留学してきたのよ?」
再び質問を持ちかけてくるキュルケだが、タバサはまたしても無言。無視されているようで不服に思っていたが、キュルケは直後に気付いた。彼女の本のページが、ほとんど進んでいなかった。本を読んでいるのではなく、何か違うことを考えているような…。
二人は性格も年齢も異なる。特別馬が合っていたわけじゃないが、キュルケはタバサに対しては無理にいろいろと詮索しようとしなかった。結果的にそれが二人が友人関係を築くことができた。
ガリア王国はトリステインとレコンキスタの間で起こった戦いに関しても、それ以前にトリステインに発生した怪獣災害についても沈黙を保っていた。噂では内部抗争の方に頭がいっぱいだったことが原因ともされるが、それ以上に有力なのが、現国王の『ジョセフ一世』に原因があるとされていた。ジョセフ王は、民たちから『無能王』と称されているらしく、それが内部抗争の原因になっているかもしれない。
関所から国境を越え、旅を続ける彼女たちを乗せた馬車はガリア王国へ入国した。
数時間馬車に揺られて眠気に襲われたキュルケは、しばらく眠りについたが、馬車の揺れで少し軽く頭を打って目を覚ました。んもう…とため息を漏らしながらも、外の景色を見やると、タバサの実家らしき古くて大きな屋敷が建っていた。もう到着してしまったようだ。タバサが下りていくと、キュルケも後に続く。
ようやく目的地に着いてキュルケは背伸びした。
ふと、到着した屋敷の門に刻まれたマークに目が入った。それを見て、彼女をは息をのんだ。
青い盾の上に二本の杖が組まれた…ガリア王
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