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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
機体強化計画
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10月のタッグマッチが迫る中、俺と簪、和也、楯無さんはレイヴン社にきていた。

目的は、俺と兼次は追加装備の受け取り、簪と楯無さんは機体の大幅アップデートだ。

特に楯無さんの場合、キャノンボール・ファストでファントムタスクに無傷で逃げられたことから強化は急務だった。

まず俺は戦略級の大型メガ粒子砲[メガバズーカランチャー]、狙撃用のロングレンジビームライフルを受け取った。

兼次は追加のファンネル6基に追加サイコフレーム兵装[アームドアーマーDE]、超高出力ビームライフル[ビームマグナム]を受け取った。

これだけで俺たちの用事は終わった。そのため、俺たちは2人の手伝いをすることにした。



「とりあえず打鉄弐式にはスラスター周りの強化と複合兵装シールドを積んでみた。少し動かしてみてくれ」

「うん」

簪が一部改修の終わった打鉄弐式を起動する。

スラスターを吹かせながら飛び回りシールド内蔵のグレネードを発射する。榴弾が砲身から放たれ的に命中、木っ端微塵に粉砕した。

続いてグレネードランチャーを畳み、ビームキャノンを展開、別の的を撃ち抜く。ビームの命中を確認するとビームキャノンを畳み、大型ビームサーベルを発振、5mを越える粒子の刃が複数の的をまとめて切り裂いた。

簪が戻ってくる。

「どうだ?」

「いい感じ。このまま次の作業に」

「ああ」

楯無さんの方を含めてまだするべきことは残っている。

「次はリミッター解除プログラムを積むか」

打鉄弐式にリミッター解除プログラムをインストールする。これがあればもしもの時の保険になる。

純正のISコアに適合するか不安だったが、特に問題もなく受け付けてくれた。

とりあえず打鉄弐式はこれくらいか。問題はミステリアス・レイディの方だった。

元々レイヴン社が手を加えてた打鉄弐式と違い、ミステリアス・レイディはロシアの国有企業の機体を楯無さんが独自にカスタマイズした機体。かなり調整をする必要がある。

多数の追加兵装、ジェネレーターの搭載、スラスターの換装、リミッター解除プログラム、それらに合わせた各種調整などやることは山ほどある。

さて、どこから手を付けるか…。

「ジェネレーターからがいいんじゃないか?」

兼次が提案する。

「この改修での中核となるのはジェネレーターだ。なら始めはジェネレーターにするべきだと思う」

兼次の意見は道理にかなっていた。確かに最初にジェネレーターを積めばエネルギーバイパスの構築が楽になる。

「わかった。やってみよう」

核融合炉がミステリアス・レイディにインストールされていく。その光景はなかなかシュールだ。

やがて全てが量子化し、ミステリアス・レ
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