暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
九校戦二日目(1)×クラウド・ボール
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
九校戦二日目となったが、朝は俺達にとっては日課となっている。ここは一応軍事施設で一流民間ホテルよりもセキュリティは更に上なのに、この前の賊みたいなのが入って来る時がある。それに俺達が朝の日課をしている時は、人払いの結界に監視カメラで映らないように細工してある。俺達の鍛錬が終わったら映るようにしている。それと昨日送信してから、牛山からの脳量子波で今夜届く手筈となっている。俺は思いつきでは作らないが、こういうのは今後必要になるはずだと。そんで鍛錬を終えるとトレミーで風呂に入ってから、ブリッジでの様子を聞くがまだのようだ。その後に技術スタッフ用のブルゾンに徽章が付いているを着た。蒼い翼のアレは目立つし、アレは発足式だけのだから。競技エリア内に設けられた第一高校の天幕にいたが、クラウド・ボールについてはゼロが記憶媒体から引っ張ってくるので問題無し。

「一真君、今日は急にごめんなさいね。新人戦まで英気を養っておこうと思ったんだけど、担当よろしくね」

「いえ大丈夫ですよ、それに全員分のデータは記憶ではなくゼロがやってくれるんで問題ないです」

「そういえばそうだったわね、それが専用のパソコン?デバイス調整用には見えないけど」

「これはゼロが入っているものなんで、デバイスやISを同時に調整できるんですよ」

そう、このパソコンはCADとISを調整出来る代物だから普通のではない、試合が始まりそうだったので、俺と会長は一緒に行ったのだった。試合中の調整は許されてないがコート脇についていかなければならないのは当然。深雪はアイス・ピラーズ・ブレイクを見に行ったので、最近は別行動が多い。試合場前にクーラージャンパーを脱いだ瞬間、それで出るのか?と思ったがまあそれもアリだろうな。クーラージャンパーは熱電効果による冷却機能がついた防暑用スタジアムジャンパーだが、俺の服はエアコ
ンスーツなので似ているような気がした。

「そのウェアはとてもお似合いですね」

「そうかな?それよりいつもの護衛者さんはいないの?」

「蒼太ですか?俺と一緒だとバレるといけないので、会場の隅で見てますよ。それと沙紀は深夜のとこにいます」

俺が深夜と呼び捨てにしたのは、会長が俺と深夜の関係を知っているからあえて言っただけだ。上機嫌でストレッチを始める姿を見ながら、ジャンパーを畳んでから席に置いたけど。テニスウェアとしか見えないのは俺だけでは無さそうだが、ポロシャツにスコート姿。それも競技用というより、ファッション性重視のだけど少し身体を傾けるだけでアンダースコートが見えてしまう。確かクラウド・ボールは動きの激しい競技だとしか知らない。通常は半袖シャツにショートパンツに転んでも大丈夫なように膝と肘にプロテクターを着ける選手もいるけど、会長は一切着けてない。魔法オンリー
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ