暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
黒いウサギと輝く不死鳥
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れを行うには多大な集中力がいるのだが、この手の特殊兵装は使えば使う程に慣れてくる

そして、模擬戦を繰り返しーー中には千冬さんの全力瞬時加速を止めろという無茶もあったーーを繰り返し、戦闘経験値を積みまくった成果として、タイマンであれば殆ど全てのISを止めることができるようになって居た。さらには、それを行いながら自分よりも実力が劣っている敵なら互角に戦えるレベルの集中力も身につけていた

そして俺はいま、それに引っかかってしまったわけで


「ぐぬぬぬぬぬぬ」

「私の勝ちだ!!」

ボーデヴィッヒがレールカノンの砲塔をこちらに向けて

「くらえ!」

撃つ、撃つ、撃つ。絶え間無くこちらに撃ってくる。いやー、手加減ねぇ

でも

「甘い!俺がいつまでもそれの対策練ってないと思ったか!」

AICは全ての物体を止めることができる。しかし、一定以上のスピードには耐えられないという弱点もある。これは稼働データから推測されたものだったが、うまく行ったらしい

やったことは簡単、一瞬だけ全てのエネルギーをブーストに回しかつ瞬時加速を行うということ

本来そんなことをすればいくらISとはいえオーバーヒートは免れないだろう

だがこの機体はデストロイモードでも耐えられるのだ、それ位はへでもない

「く!」

俺は左腕からビームサーベルを抜いてラウラに向かう。勿論さっきの二の舞は踏まないように適度に牽制もする

右腕に装備しているアームド・アーマーDEについているメガ・キャノンを照射モードではなく単発モードにして撃ちながらもビームマグナムによる追撃も忘れない

そしたらやはりボーデヴィッヒは回避に集中力をもっていかれているようで、俺を止めることすらできない

しかし、回避に専念されるとこちらの攻撃はなかなか当たらない。向こうはこちらの攻撃する方向をハイパーセンサーを用いて予測し、的確によけていく

このままでは埒があかない。さっき瞬時加速は使ったからリチャージがまだ終わってないため、急速接近は出来ない

賭けに出るか....勝つにはそれしかないだろうな

俺はアームド・アーマーDEを右腕から背中に戻した

「行くぞ!!」

「な!」

俺は気合と共に、左右二つのアームド・アーマーDEのブースターを吹かした

アームド・アーマーDEは特徴が三つある

一つ目はシールド兼近接武装

二つ目はメガキャノン

そして三つ目はバックパックに付けることで追加ブースターとしての役割を果たすというものだ

今回は三つ目を使って相手に急速接近を試みた

ただ直線距離しか動けないので、相手に捕捉されればAICで止められる

だから、勝負は向こうの反応速度を超えられるかだ.
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