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劇場版・少年少女の戦極時代
天下分け目の戦国MOVIE大合戦
武神Wとの出会い
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ライダーだ』』


 … … …


『ふわ〜……ホンモノのお城だぁ』

 いつのまにか右が緑、左が紫になった武神Wは、月花に「行く宛てがないなら一緒に来ないか?」と言った。月花はそれに肯き、武神Wに付いて行き、この城に来たというわけだ。

(イキオイで付いて来ちゃったけど、あとでちゃんと舞さん迎えにかなきゃ)

 それにしても、城に入ってから、城の中の人々の視線が痛い。武神Wにはそうでもないのに。


『着いたぜ。ここが俺たちの仕える武将、ヒデヨシのいるとこ』

 木戸の前で武神Wは居住まいを正した。

『武神W。ただ今、帰参』

 すると木戸が左右に開いた。中から開けられたのだ。

 武神Wはさも当然のように入ったので、月花も内心びくつきながら部屋に上がった。

 上座に男が一人座っている。袴と甲冑の上から赤いライダースジャケットを着て、重そうな剣を杖のように突いてむっつり顔。もう片方の手にある軍配に「俺に質問するな」と書いてあるのはシュールなギャグだと受け取っていいのだろうか。実に悩ましいセンスだ。

 隣に控える女性は、彼の恋人か妻だろうか。
 春色と呼ばれる色を全て詰め込んだ、丈の短い着物。アップにした髪はどちらかといえば現代寄りだ。

 とどめに、左右にはずらりと、大河ドラマで見るような家臣団が控えている。


「よく帰った、武神Wよ。して、それがお前たちが拾ったというノブナガの武神ライダーか」

 武神Wに向けて、ヒデヨシと呼ばれた男が問いかけた。

 自分を「それ」呼ばわりされたとか、Wは一人なのに「お前たち」と呼びかけたとか、言いたいことはたくさんあるが。まずは一つ。

『あたし、ノブナガとかいう人知らないっ』
「貴様はノブナガの領地から入り込んだ武神だ。我らにとっての敵陣から来た武神を放っておくことはできん」
『そーれーがータンラクテキなんだって! たすけてくれてありがとうだけど、武神とかイミわかんない。あたしには室井咲ってゆー名前があるし、武神なんて知らない。――見ててっ』

 月花は戦極ドライバーのロックシードを閉じ、変身を解いた。目線の高さ、背の高さが元に戻る。

「子供…だと…?」
「こないちっこい女の子が、武神ライダーやったっちゅうの!?」

 子供。ちっこい。地雷ワードとまでは言わないが、できれば言われたくない単語の連発に、さすがの咲も部屋の隅で膝を抱えた。

「ああ、堪忍な! 悪気があって言うたわけちゃうんよ。よしよ〜し」

 女が来て咲の頭を撫でた。さらに子供扱いでよけいに胸に刺さった。

「チャチャ! 無闇に近寄るなっ。子供でも武神だぞ」
「そやったらあたしらを討つ機会はいくらでもあったはずや。せやのにそうせえへ
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