暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルなのは〜純白の剣士〜
無印編
第一話〜生まれ落ちた白の剣士〜
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[1] 最後
リリカルなのは〜純白の剣士〜
第一章無印編
第一話
〜生まれ落ちた白の剣士〜

目を開けるとそこは深い森の中だった。しかし自分には全く記憶が無い。
なぜこんな所にいるのかーーわからない
なぜここで寝てたのかーーわからない
自分はなんなのかーーわからない
なぜわからないのかーーわからない
そんな疑問を胸に抱えながら森を彷徨った…最初歩き始めてからもう三時間…やっと森を抜けた頃には空は赤暗くなって、何の影も一つもなかった。遠くに点々と光るものを見つけた…町だ
もう少しで町に着くーーそう思って足を上げる
だが足が前に行かないーーどうやらこの小さな体で三時間も森を彷徨ったので体が限界に陥っていた…
そのままこの体は地に伏せた
冷たいーーこのまま寝れば死ねるだろうかと思い目をゆっくり閉じた。

ー???サイドエンドー

ー士郎サイドー

私の名前は高町士郎。三人の子供を持つ父親であり、我が家で営んでいる翠屋の店長であり、永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術の元師範でもある。現師範の息子、高町恭也と一緒に特訓したあと家に走っている。
すると恭也が何かに気づいたらしく

恭「父さん、あれ」

と恭也の指が指している先を見てみると、何かが倒れていた…
それが人だとわかったのに三十秒かかった、なぜなら上半身を白い髪が包んでいてこちらからは白い髪しか見えていなかったからだ。

士「まだ息は…あるみたいだな」
恭「家に連れて帰ろう」
士「そうだな」

恭也が倒れている女の子を背負い家に向かった

ー家ー

?「うーん…あれ?ここは…どこ?」
士「あ、気づいた?ここは私の家だよ」

女の子が目覚めたようだ…よく見るとなのはと同じくらいの女の子だとわかる

?「なんでここに…いるんですか?」
士「君が道路の端で倒れてたから、ここに連れてきたんだ、君、名前は?」
零「えっと…れい…零っていいます。」

零…零ちゃんか

士「そっか…じゃあ聞くけど、なんで道に倒れてたの?」
零「…三時間ぐらい森をさまよってたから」

さ、三時間!?どんだけさまよってたんだ…

士「住んでた場所は?親は?」
零「ごめんなさい…わかりません」

つまり…記憶喪失か…多分生みの親に捨てられたんだな

士「…ここで暮らすか?」
零「…いいのであれば」
士「今日から君の名前は高町零だ、私は高町士郎、お父さんでいいよ」

あとは美由希となのはと桃子を説得するだけだな。

桃・な・美「ただいま(なの〜)」

桃子達が買い物から戻ってきたようだ

桃「ごめんね〜すぐ作るかr…って誰よその子」
零「あ、僕の名前は高町零、男です」
桃・な・美・士「え!?」
士「お、男だって?!」

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