暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルな世界に『パッチ』を突っ込んでみた
第五話
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る。そして美由紀は・・・

「うわー!フェレットが喋ってる!喋る動物って、久遠以外にもいたんだー!」

(美由紀さん久遠と会ってるのかよ!)

 色々突っ込みたいことは合ったが、我慢して成り行きを見つめることにした葵。しかし、この一足触発の状況でも一切動じずに、呑気にお茶を啜っている桃子は、やはり大物だ。

「うわ、それ本物!?」

 唯一、なのはだけは二人が持つ武器に驚きを隠せずにいたが。

「・・・さて、キミは一体、誰なのかな?」

 ゴクリ。誰かが唾を飲み込んだその緊迫する状況のなか(相変わらず桃子さんはお茶を飲んでいる)、ソレは喋った。

「・・・お話させて頂きます。全てを。」

 殺気を叩きつけられ、寿命が縮まるような思いを抱きながらも、ユーノはそう言い放ったのである。

(おー、勇気あるなー)

 密かに、葵からの好感度を上げているとは知らずに。

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