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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第61話 カフェでの話し合い
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「さて外の様子はどうなっているのかな………っと、随分撃退されてるね……あの人数でよくここまで戦ったものだ」

倒れているバルトマンを背に表示したディスプレイを見て呟く。

「今の高度だと後1時間程でミッドチルダ全域までエンジェルソングが届く位置になる。後は月まで上がり、そこからゆりかご本来の力が加われば、管理世界位はゆうに届くだろうね。世界はどうなっていくのかとても楽しみだ」

クレインは1人笑顔を浮かべて呟く。

「その為にも憂いの種は詰んでおくとしよう。マリアージュシステム起動」


















それはいきなり訪れた。

「何や!?壊れた破片が勝手にくっつきあって修復しとる………」
「はやてさん!!空のメンバーは大悟さんの元へ、地上のみんなは1箇所に集める様に指示を!!」
「エローシュどうしたんや急に………」
「あっちが切り札を出して来ました………なるほど、有効だよクレイン・アルゲイル………」
「エローシュ何を言って………えっ?」

はやては信じられない光景を目にした。
倒して動かなくなったはずのブラックサレナの残骸が1箇所に集まっていき、元の形へと戻っているのだ。

「そんなんありか………」
「言ってる場合じゃないです。こうなったらどんな犠牲を出しても突入組が成功するまで大悟さんを守るしかないです」
「………エローシュ、あんたから見て今大悟に攻撃させたらどうなると考えるん?」
「………集束はほぼ終了してるから全力で攻撃できると思います。だけどそれが今のゆりかごに決定打になるかと言えばおそらく多少高度を下げれるか、良ければ多少損害を与えられるかもしれません」
「やっぱそやろなぁ………エンジェルソング発動から異常に固くなったゆりかごの防御結界。これをどうにかできなければどちらにしても私らに勝ち目は無いって事やな………ここからが本当の正念場やな」
「どちらにしてもエンジェルソングの阻害も後1時間程度が限界です。それが過ぎたら終わりですから潔くいきましょう」
「そやな!!」

エローシュの言葉に小さく笑みをこぼして返事をするはやて。

「皆敵が奥の手で倒したブラックサレナが復活しとる!!このままじゃこっちがジリ貧や!!空のメンバーは大悟とエローシュの援護に集中。陸はティアナを中心に固まって1箇所で迎撃。もう少しで突入組が何とかしてくれる……みんな頼むで!!!」

声と念話で同時に指示を出したはやて。

「後1時間程でこの世界の命運が決まる………」

その胸に僅かながらの不安を隠したまま、はやては毅然とした態度で移動するのだった………






















「神様のお願
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