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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第九十一話 異端の魔導師
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郎君が嘱託魔導師になった際に通達される予定のものがあるわ。
 制約項目は魔術を使用しての攻撃の禁止。
 理由は」
「非殺傷設定の関係ですか」

 リンディの言葉に重ねるように発したこと士郎の言葉に静かに頷くリンディ

「その通りよ。
 嘱託とはいえ管理局に所属している者が殺傷設定の魔法関連技術を使用するのは問題になるもの。
 といっても私達の技術で封印できるものでもないからこっそり使われるとどうしよようも無いんだけどね。
 一応、使う場合は上司の許可が必要で、緊急時の使用については後日正当性の確認といったところね」
「面倒だが仕方がないか」

 これも組織に属したから仕方がないとため息をつきながらも自分を納得させる士郎。

「そうなるとデバイスはやっぱりアームドデバイスかしらね。
 処理速度優先でストレージデバイスというのも考えたけど、士郎が使う武器も必要でしょうし」
「そうだな。
 あとカートリッジシステムをつけてほしい。
 魔力量が少ない身としてはアレは魅力的だ」
「制御が難しいものだけど、士郎の制御能力なら大丈夫でしょう。
 アームドならこの前話していたフォルムでいいのよね?」
「ああ、アレで問題ない。
 後は魔術を行使していても飛行魔法や防御魔法を使えるようなフォルムを加えてくれると助かる」

 着々と話を進めていく士郎とプレシア。

 実は士郎の家での生活の中で事前にデバイスの事など説明した時にどのタイプならこうでというのが話し合われていた。

 そのため魔法特性がわかってしまえば話は早かった。

 もっともリンディやマリーからすればデバイスのフォルムを決める相談をしてくれなかったことが不満だったらしく、少々不機嫌だったのだが、翌日にお礼として士郎からの差し入れのおやつですぐに上機嫌に戻っていた。

 それを報告のために偶然目にした局員曰く

「既に胃袋は掌握されていた」

 とのこと。

 ちなみに士郎の手作り料理などに胃袋を掌握されてしまった局員が増え、管理局での士郎のファンが増えたのは少し未来の話
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