暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒衣の創造神〜
第2巻
初戦×VTシステム×ゼットン
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六月も最終週に入り、IS学園は月曜から学年別トーナメント一色にと変わる。その慌ただしさは予想よりも遥かにすごく、今こうして第一回戦が始まる直前まで、全生徒が雑務や会場の整理、来賓の誘導を行っていた。それらからやっと解放された生徒たちは急いで各アリーナの更衣室へ走る、俺は着替える必要がないから全更衣室は女子で埋まっている。俺はというと来賓室にいた、服は戦闘服だったけど、俺が来賓室に行くと来賓の方々は俺を見るやなぜここに?という感じだったが俺はある人の前にいた。

「やあ劉零。来てくれてありがとな」

「お久しぶりです、隊長。ところでここにいてもいいのですか?」

「まだ大丈夫だ、それよりほかの隊員たちはどうした?」

「私のみです。他の隊員はモニターでリアルタイムのを見るとか」

「そうか、じゃあそろそろ行くからな」

と言って来賓室から去って、ピットにいた。そろそろ対戦表が決まるなと思って見たら、いきなりかと思った。何しろ初戦でボーデヴィッヒと戦うことになったからだ。織斑一夏対ラウラ・ボーデヴィッヒ&篠ノ之箒。二体一だけど、これは俺のハンデでもある。普通なら抽選で選ばれることだが前に千冬から一人でやれと言われたからだ。俺がいる反対の方の更衣室では冷気を放つところがあった、ボーデヴィッヒと箒である。

「(初戦の相手が一夏!?何と言う組み合わせだ)」

箒は瞼を閉じながら、その心中は穏やかではなかった。ペア参加への変更が決まった日、どう言って一夏を誘うか考えていた。そして寝る前に一夏の部屋に行ったら一人でやる事を知った。理由は一夏が強すぎだからなのか、織斑先生が一人でと言ったそうだ。それから考えてる内に締切日当日になり、抽選になった。一年で抽選はボーデヴィッヒと箒だけだった。

さて、一回戦が始まるとき俺の相手はすでにフィールドに出ていた。俺も出ようと思ったら千冬から通信で、ISを装備してから行けとの事だったが無視しフィールドに行った。格好は戦闘服のままだったけど。

「貴様、なめてるのか。IS無しで勝てるとでも」

「まだ出さないつもりだったが、しょうがない。出すとするか」

と言って量子変換機で戦闘服からパイロットスーツに着替えた。客席は?になっていた。そしてヘルメットをかぶって、俺のISを呼んだ。

「来い!黒鐵ISモード!」

一瞬光輝いて、光が収まったときは黒い全身装甲。色は灰色だった。

「貴様のISも訓練機か?それか初期設定のままか?」

と言われたので、VPSをオンにして色が変わった。色は言いにくいが、わかりやすく言うと黒鐵改の色そのものだった。背中のは翼は青だったけど。

「それが貴様のISか、素早さはなさそうだな」

「なめてると痛い目に合うからな」

試合開始まで
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