暁 〜小説投稿サイト〜
転生者の珍妙な冒険
第二部 異世界奮闘編 〜革命者ディノ〜
仲間を取り戻そう
ネーナさん、あなたはこの1年で一体・・・・
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いや、俺言ってただろ? 強くなるって!」
「あぁ、言ってたな・・・。」
どーでもいいが、一人称「俺」の方が言いやすそうだな。何で「アタイ」に・・・?
「だから、兄ちゃんが戦ってる時に聞こえてた息の仕方を真似てみたんだ! 兄ちゃんは『おーばーどらいぶ』とかいう技を使うときに意識して息してたから!!」
「スゲェな・・・・。」
スゲェ、俺の呼吸に着眼するところも、その呼吸音をしっかり聞き取って記憶してることも、キッチリ真似できるってことも・・・。
コイツ、ほっといたら凄い波紋戦士になるんじゃね?
「へへへ、スゲェか?」
「あぁ、スゲェよ。」
そう言って取り敢えず離れさせようとした瞬間、何か悪寒がした。
「危ねぇっ!!!!」
咄嗟にセーナを抱きかかえ、その場から飛び退いた瞬間。

ヴィン・・・・!!

さっきまで俺がいた地面が抉り取られたかのように消えた。
その先にいたのは・・・。
「話長すぎだよ、アタシは我慢の限界だぞ・・・!!」
闘志にギラついた目を光らせ、獰猛に笑う先ほどの女の子。そのそばにいるのは・・・・。

「ザ・ハンド・・・?」

そう、ジョジョ第四部で虹村億泰が使っていたスタンド。その右手で触れたあらゆる物を削り取り、空間を削ることで瞬間移動も可能にするスタンドだ。
しかし、何であの女の子が・・・・。
「ホント、ネーナさんこの1年半で何してたんだが・・・。波紋使いになった旧友に、スタンドを使う女の子。とんでもない連中と知り合ってら・・・。」
「何ブツブツ言ってんだ!! お前がセーナが言ってた『セート兄ちゃん』って事は分かった。お姉様が言ってた『ヨシュアさん』もお前ってことだね。じゃあ悪い奴じゃないね。」
だけどな、と目をギラつかせた女の子は続ける。
「それは別として戦いたい!! アタシの尊敬するお姉様やいいライバルのセーナが口を揃えて褒め称えるお前の強さが見てみたい!!」
・・・・・・あの子、あの歳でバトルジャンキーかよ・・・。
「まぁ、どのみち戦うつもりだったけどさ。」
あの子は結構してはダメな事をした。
何よりデカいのが、自分の仲間を攻撃したことだ。
苦楽を共にする仲間を攻撃するなんざ、俺からしてみたら不届き千万、仕置の対象だ。

「よし、かかってこい。普通は女に手を出さんのだが、今回は別だ。仕置としてボッコボコにしてやる。」
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