暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
4行進曲ーallegramente (快活に、楽しげに)
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「エクスキャリバー?」

あのライブから2週間後。僕は珍しく詩乃と朝食を取らず。1人で朝食を食べているとキリトから電話が来た。

「ああ、実はな…。」

どうやら始めて世界樹の上を目指した時にヨツンヘルムの地下迷宮にそのエクスキャリバーがあったらしい。それがどうやら他の人にも見つかったらしいのだが…。なんでもその地下迷宮に出るモンスターが強いらしく誰かに取られる前に取りに行こうという算段らしい。僕はその考えをくみ取りキリトに聞く。

「メリットは?」
「は?」

キリトが本当にわからない様に聞いてくるので僕はため息を一つつき。

「僕へのメリットだよ。あ、ゲーム内のお金とか嫌だからね。領主だからごまんとあるし、そもそも領主だから僕が行くメリットがないじゃん。」
「そうだな…。」

そうキリトが考えてるらしく少し間があった。そして。

「そうだな…。さっきシノンも誘って行くって…「行くしかないね。僕。」早い??」

ちなみにシノンはALOの戦闘のコツをすぐに掴んでもう最上級のダンジョンにも行ける腕前になっていた…。そんなことはどうでもよく。
はい。この頼みメリットしかない。これは行くしかない。僕はそんな事を考え高速で受け答えをしたのだが
キリトは僕の高速の受け答えに驚いたらしく、少しオドオドしながら。

「そ、そういうことだから頼むスノー。」
「了解。あ、でも少し遅れるかも。」
「?なんで?」

キリトが不思議そうに聞いてくるので。僕は明るい声で説明する。

「ん?まあ、病院に行ってくる。」
「病院?」
「ちょっとね。
…ああ。また僕がおかしくなった訳じゃないからさ。」

そう。僕の事ではない。嘘は付いてない。心の中でそう納得する。するとキリトもそれ以上聞いて来なかった。

「そうか…。集合場所はリズの店だからそこに来てくれ。」

そう言ってキリトが電話を切る。
僕はふう。とため息をつくと。僕はとある用事のために病院へ向かい始めた。

ーーー自分のアミュスフィアを持って。ーーー

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「と、言う訳で少し遅れるらしいぜ?」

リズの店で集まって俺はみんなにそう説明する。ちなみにもう、スノー以外のアスナ、リーファ、リズ、シリカ、クライン、シノンはもう回復アイテムなどを買って。全員揃っていた。ちなみにリズは店の奥でみんなの武器のメンテナンス中。

「なにかあったのかな?」

アスナが首を傾げるとシノンがあごに手を当てて考え込んで。

「ここのところ最近ずっとそうよ。学校帰り部活ない時も私と一緒に帰らないで病院に行って。」
「病院見学じゃねえのか?」

クラインがそう言った直後。

「ス
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