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闇の魔法使える武偵はおかしいか?
装填3遺跡調査
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光の奴はどこ行ったんだ?
昼休み。
昼休みに消えた友人の事を考えながら専門科目を受講するために探偵科(インケスタ)棟にやってきた。
今日は依頼(クエスト)を受けるか。
侵略者(アリア)は今頃強襲科(アサルト)で戦闘訓練してるはずだしな。
アリア対策として校外に出る為に探偵科の依頼板(クエストボード)を見て簡単な依頼を探していく。
Eランクの俺でも受けられる楽な依頼ないかなー。
単位が貰えるならなんでもいい。
俺は来年からは一般高に通って『一般人』になる。
その目標の為にも、まずは平穏な日常を取り戻さないとな。
単位や報酬、仕事内容が書かれた依頼書を見ていくと俺にぴったりな依頼が二つあった。
一つは猫探し、もう一つは古代遺跡調査の手伝い。
猫探しは青海(あおみ)地区、古代遺跡調査は東大に行かないといけない。
どちらも報酬1万、0.1単位分の仕事だ。
どちらにしようか迷っていると俺の隣にいた少女に先を越された。
「あっ…」
「何です?」
その顔には見覚えがある。
確か同じ探偵科の2年綾瀬夕映(あやせゆえ)だ。
俺より1歳歳上なんだが…授業サボりまくって留年したとか。
実は帰国子女で異国の超能力者養成教育機関に留学していたとか。
そんな風に噂されてる奴だ。
「いや、それ。俺が受けようかなと思った依頼…「それは失礼。残念です。
久しぶりに非日常の世界に行けると思ったのですがここの東大の助教授がまた面白い人なのです。
はあー浦島先生の講義に参加したいです…」悪いがそれは俺に譲ってくれ。先に見てたのは俺の方だからな」
悪いと思いつつ綾瀬から依頼書を取りあげる。
「どうしても駄目です?」
「ああ。依頼が受けられるのなら内容はどれでもいい……けどなんかこれは気になるからな」
自分でもわからないがこの依頼はやりたいと思う。
「ふむ。それはとても残念です。
ならせめて写真だけでも撮ってきて下さい」
そう言って綾瀬は俺にカメラを渡してきた。
それは随分と古いカメラだった。
ライ……なんて書いてあるんだ?
「……わかった」
「お願いしますよ?」
そう言って依頼板(クエストボード)からもう一枚の依頼(猫探し)が書かれている紙を取り制服のポケットに入れた綾瀬。
空いてるもう片方の手で制服のポケットから缶ジュースを取り出し飲み始めた。
ゴクゴクと美味そうに飲んでるよ。桃まんコーラと書かれている物を。
「ふう。やはり武偵高の飲み物もなかなかいけますね。
麻帆良やアリアドネーとはまた違った変わり種がありますしこれは趣味の飲み物探しが楽しみです」
ぜ、全部飲み干しやがった。
そんなに美味いのか?
桃まんコーラ……。
「では、私はそろそろ行くです。お名前は何でしたっけ?」
「同じ探偵科2年
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