暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos50-A束の間の奇跡/家族は巡り合う〜Testarossa Family〜
[11/11]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
証明するために「クリス。写真データ」その証拠として、「リニスさん。わたし達の時代で撮った写真です」をリニスさんに見せる。
久しぶりに揃った休暇にママ達が一堂に集まって開いたバーベキューパーティの写真。なのはママ、フェイトママ、アリシアさん、アルフ。それにはやてさんやルシルさんたち八神家のみんなの集合写真。

「っ!!・・・本当に・・・アリシア・・・生きて・・・!」

「「っ!!?」」

さっきとは違う涙を溢れさせたリニスさんの体が消えていくのが判った。わたしとアインハルトさんが何かをする前に、リニスさんの姿が完全に消滅した。一体何が起きたのか判らずに茫然と佇んでいると、「にゃあにゃあ!」ティオが鳴き始めて、クリスもわたわた短い前脚を必死に振った。

「ヴィヴィオさん、魔力反応の接近です。隠れましょう!」

「あ、はい・・・」

アインハルトさんに手を引かれて林の中に隠れる。遅れてフェイトママ、アルフ、アルフに抱っこされたアリシアさんがやって来た。きょろきょろ辺りを見回しているから、何かを探して・・・ううん、誰かを――リニスさんを捜しているんだってすぐに察した。

「入れ違いか!」

「フェイト、シャルからまた通信! リニスもママも、転移を繰り返してるって!」

「そんな・・・! 母さん、リニス・・・!」

そしてまたどこかに飛び去って行っちゃった。消え行くフェイトママ達の姿に「ごめんなさい」わたしは謝った。たとえフェイトママ達と顔を合わせる事になっても、リニスさんを引き止めておけばよかったって。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ