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俺はやはり間違った選択をした
独りでも問題ない、問題があるのはお前らだ
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しろ高スペックともいえるだろう、友達と彼女がいないのを除いて。

 国語は学年2位、運動神経も悪いわけじゃない。

 目は多少腐っているが容姿もまあまあだ(目が腐っているのは教師に言われた)。

 さっきかっこよく魔法を手にしたなんて言ったがたいして役に立たない。

 役に立つのなら俺はこうして机に突っ伏して寝たふりをする必要がないからだ。

 どうして話す力を伸ばす的な魔法を作んなかったのだろう。

 それとも魔法の世界にはボッチはいないとそう俺に言いたいんですかね。

 俺に対する嫌味ですかね、それ。

 そんなことを考えていると教室の後ろから華のある一際目立つグループの話し声が聞こえてくる。

 女子4人、男子2人というようなハーレム状態だ。

 彼らはこのクラス、いやこの学年での上位カーストグループだ。

「いやぁ、昨日出た宿題はほんま難しかったなーなのはちゃん」

「そうだね、でも1時間は悩みすぎだと思うよ」

 そういって関西弁の女子に受け答えしているのは高町なのは。

 整った顔立ちで栗色の長い髪をサイドポニーで綺麗に纏められている。
 
 彼女は学年で人気のある女子5人の1人だ。

 誰にでも優しく接するその態度と真面目さから男子、女子共に受けがいい。

 一方、関西弁の女子はというと八神はやてという。

 ショートの髪にピンをつけている。

 以上説明終わり。

 だって俺ああいう笑いをとったりボケたりするやつあんまり好きじゃないんだもん。

「たしかにそれは考えすぎだね」

 相槌をうっている男子は香山隼人。

 こちらもまた整った顔立ちに淡い茶髪でしかも運動神経抜群で実力テストでも学年3位といういわゆる秀才だ。

 アイツはリア充でイケメンで俺の敵だ。

 そして世界のボッチの敵でもある……たぶん。

 長時間眺めていてあまりいい気分はしない。

「そうだぜ、俺に聞いてくれればすぐに教えてやったのに」

 八神に苦笑いをされている銀髪のやつは(ひじり) 亜蘇羅(あすら)

 顔は整っているが行動と言動に多少問題あり。

 いわゆる中二病だ。

 名前からしてそうだよな。

 俺は何か蘇るんじゃないかとたまに聖を観察している。

 その4人を周りから見ている2人の女子の内の1人、長い紫色の髪にカチューシャをしているのは月村すずか。

 彼女もまた人気のある女子の1人だ。

 そしてお嬢様らしい、俺もそこまで深くは知らない。

 もう1人の金髪ショートはアリサ・バーニング?だったと思う。

 名前からして燃え上がりそうな人だが実際クラス委員長をやっていることもありクラスのまとめ役的な立ち位置
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