入学編〈下〉
対テロリスト戦(2)
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図書館前では、拮抗した小競り合いが繰り広げられていた。襲撃者であるテロリスト共は、CAD以外にも銃火器である飛び道具やナイフ・鈍器を持ち込んでいた。一部は生徒と見えるが、ほとんどが部外者=テロリストであった。三年生を中心とする応戦側には、もちろんCBのメンバーにオートマトンが殲滅をしていたところだった。オートマトンの装甲はあらゆる攻撃から防ぐのと対魔法に関しても反魔法装甲である。三年生はCADはないが、魔法力で圧倒はしていたが隙を突かれては鈍器で殴られたりとしていた。怪我をした生徒は医療班である者たちが、回復魔法による回復していた。主にIS部隊の者たちだったけど。でもさすが三年生なのか、さすがは将来を約束された魔法師の雛鳥たちだった。雛鳥というより、虎の子の方が合っている気がするが。
「他の生徒は、9時方向を固めるんだ!侵入を防げ!」
「間合いを詰めろ!生徒たちに魔法を使わせるな!!」
「そうはさせるかよ。オートマトンよ、敵を殲滅せよ!」
「銃火器で飛んでくる弾の雨は、シールドビットで防いでくれ!桜花」
「やっているわよ!」
とCBのメンバーとテロリストの会話だったけど、CBのメンバーの指示を聞きながら殲滅をする三年生の姿があったけど。それを目にしたレオが突っ込んだけど。
「パンツァァー!」
雄叫びと共に、乱戦へ飛び込むレオ。オートマトンたちはレオを味方と識別していたので、攻撃はしない。しかもその咆哮には意味があった。
「音声認識とはまたレアな物を・・・・」
「お兄様、今、展開と構成が同時進行していませんでしたか?」
「ああそのようだな。あれは逐次展開だ。十年前に流行った技術だな、まあ俺の属性もある意味でレアだが」
「アイツって、魔法までアナログだったのね・・・・。まあ一真君のも、ある意味だけどね」
幸いな事に、刻印魔法などという過去のものとなった技術を常用している自分の事を棚に上げたエリカの陰口だった。あとは俺のも過去の技術ではあるけどな。とりあえずエリカの陰口は戦っているレオには聞こえていなかったけど。手甲のように前腕を覆う幅広で分厚いCADで、振り下ろされた棍棒である鈍器を受け止めてから殴り返す。あれはプロテクターを兼ねたCADであって、可動部分やセンサーの露出が必要ない音声認識を採用するのは頷けるとしか言えない。
「あんな使い方して、よく壊れないわね」
「CAD自体にも硬化魔法が掛けられている。硬化魔法は分子の相対座標を狭いエリアに固定する魔法だ。どんなに強い衝撃を加えても、部品間の相対座標にずれが生じなければ外装が破られない限り壊れる事はないけどこれほどのはまるでお似合いだな」
「ホントよね。どれだけ乱暴に扱っても壊れないって訳か」
俺らは乱戦の中
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