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魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第二話
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あれから2年が経過した。

これは時空管理局の本局にある、とある通路での会話である。

「久しぶりだね、はやて」
「久しぶりやな、フェイトちゃん」

フェイト・T・ハラオウンと八神はやて。

最近は忙しくてなかなか会えなかった二人だが、別件の用事でここ本局を訪れ、偶然にも、その帰りに出会ったのである。

「珍しいね、はやて。どんな用事で本局(ここ)に?」
「クロノ君やリンディさんたちとの打ち合わせや。ほら、1年半前のあの件(、、、)で・・・」

2年前のJS事件は管理局にとって、前代未聞の大事件であった。

犯人であるジェイル・スカリエッティは第9無人世界「グリューエン」の軌道拘置所に終身刑で収容されている。

この無人世界は、いわゆる流刑世界とも呼ばれていて、存在するのは犯罪者の収容施設のみである。そのため、渡航のためには、管理局の特別な許可が必要である。

そして、テロなどの重犯罪者ともなれば、通常は人が生存不可能な場所に拘置所が存在する。ゆえに、脱獄不可能の鉄壁の要塞と呼ばれているのだ。

だが・・・。

「あの件・・・。あれには私も驚いたよ。まさか、スカリエッティが脱獄する(、、、、、、、、、、、、)なんてね」

そう、1年半前、その脱獄不可能と言われた鉄壁の要塞から管理局史上初の脱獄者を出してしまったのだ。

脱獄犯は、違法科学者のジェイル・スカリエッティと戦闘機人であるウーノ、トーレ、クアットロ、セッテの計5人である。

しかし、本人たちにはそれまでに脱獄を企てる素振りは全くなく、また能力的にも不可能なはずだったので、外部から協力者がいたのではないかというのが管理局の見解である。

「お義兄ちゃんやお義母さんと打ち合わせ・・・・。はやて、まさか?」
「せや、そのまさかや。脱獄犯スカリエッティを捕まえるために、元機動6課のメンバーと元ナンバーズたちを呼び集めて、機動6課を新生した新部隊、特務6課の創設が、ようやく正式に決まったんや。そんで、また私が総部隊長として特務6課を任されることになってな。今日はそのための打ち合わせやったんよ。」
「ということは・・・私やなのはも・・・?」
「もちのロンや。また、よろしゅう頼むで」
「エリオやキャロ、スバルにティアナ・・・懐かしいメンバーにまた会えるんだね」
「それだけやない。チンク、セイン、オットー、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、ディード、それにルーテシアちゃんもこの新部隊に入ってもらうつもりや。まさに鬼に金棒やで」
「でも、明らかに過剰戦力だよ。他の部隊がうるさいんじゃない?部隊保有ランク制度とかで」

管理局の部隊には全体の戦力バランスが平等になるように、部隊保有ランク制度と言うものが存在する。つまり、あまり高ランクの
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