第5話
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泰斗の顔面に、青鬼の拳が振り下ろされた。
泰斗の頭蓋骨が粉砕され、中身が飛び散る。
それを見た青鬼は、泰斗の拾っていた玄関の鍵を回収した。
そして、どこかから取り出した、『屋根裏部屋の鍵』と書かれたタグの入った鍵と入れ替えた。
そして、飛び散った泰斗の死体を端に寄せ、青鬼は移動していった。
その頃、柿崎兄妹。
「兄さん、落ち着きましたか?」
「ガタガタガタガタガタガタガタガタ・・・」
・・・志玄、未だ行動不能。
「・・・じゃあ、脱出の手段探してきます」
そう言うと、琴音は隠れた部屋から出て行った。
補足すると、隠れていたのは寝室。
髪留めでピッキングして開けたのである。
「うっ・・・!?」
そして、1階に降りたところで、琴音は異臭に気がついた。
異臭に耐えつつ、開いていそうな部屋を探して歩くこと十分前後。
ガチャ。
そんな音を立てて、図書室の扉が開いた。
「・・・異臭はこの部屋からしてるみたいだけど・・・どこから。
・・・ん?」
そう呟きながら琴音が辺りを見渡すと、不自然に本が積み重なった箇所に気がついた。
「・・・怪しい」
琴音がその本を退けると、下から鍵が出てきた。
「『屋根裏部屋の鍵』?どこでしょう?」
その時、琴音は足音を聞いた。
「・・・ひっ!」
見てみれば、ルイスを食い、琴音は知らないが特化型が泰斗を殺した青鬼が迫ってきていた。
恐怖に駆られ、琴音は逃げ出した。
階段を駆け上がり、我武者羅に部屋に駆け込んだ。
だが。
「ま、間違えた・・・!」
うっかりと言うべきか、パニックに陥っていたせいで志玄のいる部屋に入ってしまった。
引き返そうと、ドアに手を掛けた直後。
ドアが勢いよく開いた。
「うっ!」
吹っ飛ばされ、壁にぶつかった。
そのまま、琴音は意識を失った。
それを見た青鬼は、まず動かないが志玄から食うことにした。
頭を掴み、持ち上げる。
そして、首筋に食らいついて、噛みちぎる。
首筋から血が大量に吹き出し、少ししたら志玄の呼吸は止まった。
それを確認してから、今度は琴音に向かった。
琴音も同じように首筋を噛みちぎり、死んだのを確認してから、二人を引きずって何処かにいった。
その直後。
ルイス・泰斗・志玄・琴音の4人は、入口前に
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