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『自分:第1章』
『ばいばい』

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先に店出た。
星空を見上げて、涙を堪えてた。
明日も逢える。
皆がさっき言ってた。
それでも淋しい...
なんでなん?
足りんの?
せや、足りん。
時間が欲しい。
もっともっと1日が長ければ良い。
もっともっと皆と一緒に居たい。
もっともっと...
欲張りやな、自分。
恐ろしいわ...


皆が出て来た。
『何でまた払っとんよ〜!』

『エエやん!楽しかった!ほんまにありがとぉ♪幸せな1日やったよ♪』

『今日おごってもらってばっかやし...』

『...ほんまに最高の青春が詰まった1日やった。安いくらいや♪ほんまにありがとぉ...』

『そんな感謝されるようなこと何もしてないし、逆に感謝やし...』

『物やお金じゃ無い。高校行って皆と騒げたのも、皆が零那と友達で居てくれたからやし。零那にとってはそれこそが奇跡なんよ...』

『俺らも零那さんに出逢って話して、いろんなもん貰ったし学んでる。大事な友達やし!!』

零那は必死に堪えてた涙を皆の前で流してしまった。

『コンビニ行こうや!何かおごらして!』

皆の優しい笑顔と、照れ臭そうにしてる可愛さ...
目の前の純粋な子達に触れてみて、忘れてた何かを取り戻せそうな気がした...


コンビニでは、皆が、アレは?コレは?と言ってきた。
明日の朝御飯のサンドイッチとボルビック、ピュレグミ檸檬を買って貰った。
奢った気にならんって言われた。
いつか零那が困ったときは助けて貰うって事で納得してもらった。

皆バイト続けてるから、休みの日は一緒に居れるって。
保険証無いし、風邪引かんように怪我せんようにせな。


とりあえず今日は、ばいばい。
泣きそう。
淋しくて?

零那は逃げてきてる。
此処にどうやって居続けてるか考えるしかない。
家借りたくても保証人も居らん。
生活にはお金が必要。
でも、履歴書が書けん。
住所も電話番号も無い。
ホームレス。
しかも未成年。
こんな奴を受け入れる職はヒトツ。
とにかく家が欲しい。
特定の自分の居場所。


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