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ソードアートオンライン〜黒き疾風〜
聖騎士との決闘
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択し初撃決着モードを選ぶとカウントダウンが始まった。徐々に表示されている数字が小さくなっていく。お互いメニュー画面から目線を外し相手を見据えている。
そしてDUELの文字が弾ける。それと同時に俺はヒースクリフに向かって飛び出しソードスキルを発動。抜刀術ソードスキル<紫電>を使いヒースクリフに突撃する。ヒースクリフはこれを避けずに盾で迎え撃つ。剣と盾が衝突したときヒースクリフの顔が驚愕に染まる。なぜなら盾でほぼ完璧に防いだにもかかわらず盾ごと数メートル吹き飛ばされたからだ。先程キリトにも吹き飛ばされたがそれとは訳が違う。体制が崩れていたキリトとのデュエルのときと違い足をしっかり踏ん張っていた。その状態のヒースクリフは50層のボス戦で崩れていた戦線を1人で支えきったことを考えれば脅威的だろう。

「驚いたな。まさか吹き飛ばされるとは思っていなかったよ」

「あんたでも驚いたりするんだな」

「私とて人間だ。驚くこともあるさ」

「その割りに表情に出てなかったけどな」

「そうだったかな?」

「まぁ観客もまってることだ。立ち話もこれくらいにして戦ろうか」

俺はもう一度<紫電>を発動。ヒースクリフに斬りかかるが今度は威力を逸らされて反撃されるがソードスキルの勢いのまま走り抜けることで剣がかするだけで済んだ。しかしこれで安易に突っ込めなくなった。そこで俺は抜刀術中心の戦いから刀スキルメインで戦っていく。しかしヒースクリフはこれを盾で確実に防いでくる。さらにこちらの隙を付いてアスナ並みの突きで攻撃してくる。俺はこれを最小限の動きでギリギリ避けていくが少しずつ追い込まれていき小攻撃がヒットしていく。このままじゃ負けるな…。分の悪い賭けだがやらなきゃ駄目か。俺はヒースクリフの長剣をパリィして距離を取る。そしてすぐに納刀して抜刀術ソードスキルを発動。ヒースクリフに向かって突っ込む。ヒースクリフはこれを盾で攻撃を逸らして防ごうとする。が、それは出来なかった。なぜなら俺が攻撃したのは今までの胴の高さではなく足元だったからだ。ヒースクリフは意表を付かれ体勢を崩す。そしてまだ俺のソードスキルは終わっていない。刀が光を失った直後鞘がソードスキル特有の光を帯びる。刀で攻撃した後鞘による二撃目が相手を襲う抜刀術2連撃ソードスキル<双龍閃>だ。鞘による二撃目がヒースクリフを襲う。勝った。このとき俺は勝ちを確信した。しかしその直後あり得ないことが起きた。ヒースクリフが異常な反応を見せ俺の攻撃をかわしたのだ。これはキリトとのデュエルで起きたあれか!?俺の攻撃をかわしたヒースクリフは俺に攻撃を決めた。憎らしい程的確に俺のHPをちょうど半分にする攻撃を。視界の端にデュエル終了を告げるシステムメッセージが表示される。歓声が聞こえてくるが俺はまだ呆然としていた。少し時が
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