十八話 うp主は天然が大好きだ。しかしやはり寡黙キャラが…(ry
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魔法の森の夜道。
妖怪や幽霊達の活動時間だ。
まぁ朝から働いてる奴もいるんだけどな。
夜道は、気を付けた方がいい。
例えば妖怪が襲ってきたりな。
「オイ、人間。オマエハ、クエルカ?」
一匹の黒い影の妖怪に、絡まれた。
はい。行ったそばからエンカウント。
前にも言われたな。
貴方は、食べられる人類?って…
「喰ってみなきゃわからないんじゃないか?」
「オモシロイ!!」
妖怪達が襲いかかってきた。
その瞬間だった。
上から女の子が落ちてきた。
外の世界の…制服?とか言う服を着ている。
白いショートヘアーでまだ幼さが残る少女だ。
胸の発育は、乏しそうだ。
ざっと見て14歳…か?
その少女が、
上からだ。
その少女は、俺と妖怪を一瞥した。
「…大丈夫?」
どうやら俺が襲われていると感じ取ったらしい。
その心配は、俺が女だからか?
しかしねぇ…年下の女の子に助けられるなんてお兄さんの名が泣くぜ。
「ああ。大丈夫だ。問題ない。」
「…なら、よかった。」
少女は、妖怪を捉えるとゆっくりと近づいて行った。
妖怪は、その少女をただ見ていた。
少女は、かなり近づくと手を握り、拳をつくる。
そして殴る。
ズドォォォォンと馬鹿デカイ音をあげて、妖怪は後方に10メートルほど吹き飛んだ。
「…能力者…か。」
俺の言葉に反応するようにこちらを向いて言葉を発した。
「…貴女も…能力者なの?」
その少女の眼は、かすかに俺を捉えた。
「俺の名前は、新月狂夜。能力者だ。」
少女の目の色が変わった。
「そう…あなたが…新月狂夜。」
「ほう。俺の名前を知っているのか。」
「男と…聞いたけど?」
「色々あってな。」
「…そう。」
少女は、興味が無さそうに返事をした。
「私は、白夜。あなたを、あなたたちを、殺す。」
…ボスの命令か。
「そうか、どっからでもかかってこい。」
そういい放った瞬間、白夜が消えた。
「なっ!?」
俺は、確かにずっと見ていた。
…いや、一回だけ瞬きした。
しかし、一瞬だぞ?
場所が特定出来ないとなると、
やるべきことは、一つだ。
『重力変形』
重力を百倍。
魔法の森を荒らしたらヤバイので、最小限に。
俺の半径五メートルまで。
これで大体は、OKだ。
後は、気を付けるべきは、上かな。
上を見ていたら突然足元が崩れた。
「んなっ!?」
突然の出来事に能力を解除してしまった。
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