暁 〜小説投稿サイト〜
旧エクリプス(魔法少女リリカルなのは編)
序章
介入準備
第03話 次元航行エネルギー駆動炉ヒュウドラ

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■新暦29年 3月10日
エクリプス・バイオテクノロジー社が老化防止薬を作成。各国に、新薬を申請。

新暦29年 3月14日 ミッドチルダ クラナガン(首都) アレクトロ社 研究室

Side プレシア・テスタロッサ

やっと次元航行エネルギー駆動炉ヒュウドラが完成した。
紆余曲折(うよきょくせつ)があったが、助手の光輝お陰で完成する事ができた。
光輝は天才である。物理学の幅の広い知識を有していた。その才は魔法学にも及ぶ、独自のゼロマ式(正式にはハルケギニア式)魔法だけでなく、私が教えたミッドチルダ式をも、まるでスポンジが水を吸収するかの如く、マスターしていった。
その上、ゼロマ式とミッドチルダ式のハイブリッドのインテリジェント・デバイスまで組み上げてしまったのだ。それも私の助手をしながらである。

「ヒュウドラも完成しましたね。」

光輝はプレシアを労いながら声を掛ける。

「光輝のお陰ね。ヒュウドラの欠陥を指摘してくれなきゃ、暴走事故を起こすところだったわ。」

「いえ、当たり前の事をしただけです。それよりも上層部は無茶で無謀な命令ばかりですね。このままだと、いつか事故に繋がりますよ。
この件が終わったら私と一緒にエクリプス社に移籍しませんか。知り合いがいるので伝手があるんですよ。
お子さんも可愛い年頃ですよね。ここにいると一緒にいる時間が少なくなりますよ。」

「エクリプス社と言ったら先日、老化防止薬を販売した会社よね。」

「そうです、そのエクリプス社です。ただし老化防止薬を販売したのはその一部門です。私が勧めているのはエクリプス社の総合技術研究所の方なんです。優秀な研究者は、自分で研究テーマを決めることが出来るんですよ。時間の束縛もなく、成果によってそれに見合った報酬を出してくれます。」

「そうなの、前向きに考えようかしら。その為にも早く最終テストを終わらせなきゃね。」

「はい、それでは最終テストを始めます。
臨界開始まで、60秒・・50・・30・・10,9,8・・3,2,1,起動開始。
・・出力 5%稼動安定、・・10%・・20%・・50%尚安定中・・80%・・90%・・100%臨界点突破・・110%・・120%想定限界値です。出力尚安定中、可動停止します。」

「やったわ!」

「えぇ、後は耐久試験だけですね。」


Sideout

その後、次元航行エネルギー駆動炉ヒュウドラの耐久試験も無事成功を収めた。
プレシア・テスタロッサはこの後、アレクトロ社を退社してエクリプス社の研究職員となった。

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