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世界聖戦 絶域攻魔の栄光
第二話 神生児誕生までの道のり 攻魔、絶域士、攻魔士の誕生とその栄光 世界四大列強国の誕生
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この戦い終結直後、日本政府は中国政府に講和を持ちかけた。
講和は行われたが日本政府の講和条件である「多額の賠償金、中国軍の日本軍への優越権、地下資源の割譲、食糧資源の無期限の定期的割譲、尖閣諸島の日本の所有権を認める。」を中国政府は断固として認めず交渉は決裂した。
しかし尖閣諸島の所有権は認められた為日本と中国は一年間の停戦状態となった。 中国政府は無期限の休戦を望んだがそれは日本政府が認めなかった。
今回はあくまで日本政府が立場が上の為発言力が強かったのだ。しかしこの一年の間に日本は同じ鉱石からもう一つのエネルギーに変換する技術開発に成功した。そのエネルギーは攻撃に特化したものだった。
絶域に対して通常兵器よりも効率よく干渉し破壊することが出来る。
そして様々な攻撃形態を持ちそのレパートリーは無数といえる。このエネルギーは軍事以外にも使用可能だった。様々な使い道があった。
しかしこのエネルギーの欠点は実用に非常にコストがかかるということだ。使用するのも難しくハイリスクなエネルギーだった。
このエネルギーは技術者からそのまま「魔力」と名付けられた。この技術は民間企業に広がり民間では「魔力、魔法」などと呼ばれた。
それに対し軍では「攻魔」と命名された。
日本軍は一年後この新エネルギーを駆使して中国本土侵攻作戦を敢行した。
戦いは中国軍の必死の抵抗により泥沼化したが中国軍はジリジリと内陸へと後退した。
中国政府は首都を何度も変更し最後の都市「成都」に強固な要塞を築いたが奮戦の末日本軍に敗れた。
2047年七月二十日中国政府は日本政府に無条件降伏した。
2043年、時を少し遡る。
この時泥沼化した戦局を打開する為、「絶域」と「攻魔」のエネルギーを人間に搭載出来ないかの研究が始まった。同年十二月ついに研究はものとなり2044年に実用化された。
搭載の適性検査を受けたのは兵士だった。適性検査に合格出来たのは全体の一割。 そのほとんどが「絶域」だった。なんと「攻魔」を搭載できのはたった四人だったのだ。
絶域の適性があった者は「絶域士」、攻魔の適性があった者は「攻魔士」と命名された。
絶域士と攻魔士達は猛訓練を受けた。
2045年、初めて重慶攻略戦で絶域士、攻魔士は投入された。絶域士達は専ら部隊の護衛を努めた。
この戦いの鍵を握ったのは攻魔士達だった。
攻魔士には高い火力を誇る攻魔攻撃の他に一人一人異なる能力が伴っていた。
四人の能力をまとめると、
「300倍の思考加速と100倍の肉体加速能力」、
「自分の体内の攻魔源を破壊されない限り再生し続ける能力」、
「空中を最速で音速以上で自由飛行する能力」、
「理性を失い苛烈な破壊衝動に駆られるという代償を払って、通常時とは比べものにならない攻魔力と驚異的な身体能力を得ることが出
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