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ロード・オブ・白御前
オーバーロード編
第12話 Mission・オーバーロードを捕獲せよ
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 角居裕也は「待合室」で、支給された戦闘服に着替えていた。
 変身すれば服装は関係なくなるが、これは単純にモチベーションを上げるためだ。

 準備を終え、装備を確認し、裕也は「待合室」を出た。向かうは地下への専用エレベーターだ。

 エレベーターに乗り込んでからも、裕也は無言だった。
 ――逃亡した光実と碧沙。不安が尽きたわけではないが、光実なら碧沙を守り通すと信じている。


 地下フロアに着いて、エレベーターを降りた。

 フロアには黒影トルーパー隊が、ダンデライナーに乗って今か今かと出撃命令を待っている。
 その中で裕也は先頭の耀子の下へ行った。

「すごい数っすね」
「オーバーロードが相手なら、このくらいはね」

 耀子にダンデライナーのロックビークルを手渡された。耀子の手にも同じ物。移動はこれ一択らしい。

《マスター・インテリジェント・システム、スタンバイ。沢芽市全域の通信網を掌握。これより各班は私の指示の下、オーバーロードインベス捕獲作戦に急行せよ》

 凌馬の声を合図に、目の前のハッチが開いていく。

「「変身」」

 裕也はシャロームに、耀子はマリカに、それぞれ変身し、ダンデライナーに跨った。
 程なく映像がパルプアイに投影された。凌馬が処理した、街中の監視カメラのブレンド映像が視界に重なったのだ。

『行くわよ』
『『『はっ!』』』

 こうしてオーバーロード捕獲隊は街へと飛び出した。





 シャロームとマリカ、黒影トルーパー隊が現場に到着した時、すでに鎧武とゲネシスバロンが紅いオーバーロードと戦っていた。

 レモン色の矢が二人から同時に放たれ、爆発した。だが紅いオーバーロードは、近くの壁を重力に逆らって走ってそれらを避けた上に、杖剣で鎧武とバロンに激しく斬りつけた。

 鎧武は斬撃の、バロンは火球のダメージをもろに食らい、共に変身が解けた。

「なぜそこまで、っ、人間を恨む…!」
『恨むダと? 思イ上がルな、下等なサルが! 愉シいかラだ。敗北しタ弱者ヲ潰す。それこソが勝者ノ権利! このオレが望ムすベてダ!』

 紘汰が立ち上がった。手にはカチドキロックシード。――ここが潮時だ。これ以上を紘汰に戦わせては、凌馬はオーバーロードより先に紘汰を排除しろとの命令を出すだろう。

 シャロームは一番にダンデライナーから地面に飛び降り、無双セイバーの弾丸で紅いオーバーロードを背後から撃ち抜いた。

 隣にマリカが降り立った。さらに、黒影トルーパー部隊がダンデライナーの高度を下げた。

『命令もないのに攻撃しないでちょうだい』
『すいません。紘汰がいると思ったら、つい』

 マリカは諦めの色濃い溜息をついた。

『プロフェッサー。
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