暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
会議と紅と黒
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ーネ同盟の大使だ。この場を襲うからには、我々四種族との全面戦争を望むと解釈していいんだな?」
(相変わらず、奴は無茶苦茶だな。まるで、俺をねじ伏せた時みたいに)
「そうだな………」
何処でアスナのことを知ったか知らんが、ここは奴に任せてみる。
「ウンディーネとスプリガンが同盟だと?……護衛の一人も居ない貴様がその大使だと言うのか?」
『ダーク』
「ああ」
ダークは頷くと、前に出る。
「そこのスプリガンは確かにスプリガン=ウンディーネ同盟の大使だ。この場には貿易交渉として代表者と話をもうけたくここに呼んだわけだ。だが、ここが襲われたとあれば、それだけじゃ済まないな。四種族で同盟を結び、貴様らサラマンダーに対抗する事になるだろう!!」
ダークがフォローに回ったお陰で、暫しの沈黙が訪れる。ーーーーーーーやがて。
「………お前達のその言葉、にわかに信じる訳には行かないな」
『そう来ると思った』
俺がそう言うとダークが口を開く。
「ならばどうすればいい?」
すると、サラマンダーは一人のプレイヤーを呼ぶ。
「そこのケットシーは俺の部隊で次に強いコイツと戦ってもらう。そして、そこのスプリガンにはーーーー」
そして、背に手を回すと、巨大な両刃直剣を高々く抜き放つ。
「ーーーー俺の攻撃を三十秒耐えきったら、貴様を大使として信じてやろう」
あれ、俺戦う理由なくね?と、思ったが、ダークが乗り気なので言わなかった。
『ダーク。今回融合使わない?』
試しに聞いてみる。
「どうするかな。チェンジって、互いの人格とかを融合して別の人格として体に宿すもんだから、戦闘なら役立つけど、一つの人格化したらお前面倒じゃん」
『……そりゃそうか』
前回チェンジした時は、少なくとも俺よりだった。だから、今回ダークが使うのであれば、ダークよりにしてほしいと思っていたのである。そこに。
「おや、呑気に独り言ですか。随分と余裕ですね」
ダークの前に貫禄有りそうなサラマンダーが現れる。
「私の名はブライと申します。以後、お見知りおきを」
「どうも」
ダークはそこそこ返事をしてーーーーーーー突撃した。
<滅殺剣>最速上位剣技<ソニック・アブレクション>。
クーリングタイムが少なく、出が最速の剣技。ダークの得意技の一つだ。
「ほう。中々に素早い」
だが、ブライはそれを逸らした。
「何っ!?」
剣を逸らされたダークは驚き、すぐにバックステップを入れる。
「遅いですよ」
だが、それよりも早く、細剣を操り、斬撃をダークに放つ。
「ぐっ!」
幾つかを叩き落とすが、それでもダークのダメージは少なくない。
「くそっ!!借りるぞ!!」
ダークは俺の双剣を取り出すと、ソードスキル<牙竜王>を放つ。
「ほう」
だが、ブライはまたしても剣を逸らし、ダ
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