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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos40理のマテリアルS/星光の殲滅者〜Stern The Destructor〜
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†††Sideイリス†††

未知の魔力運用技術を扱う異世界からの渡航者の片割れ、アミティエ・フローリアンの捜索を担当することになったわたしとなのはとすずか。そんなわたし達は、わたしが居候してるハラオウン家はエイミィの部屋でひとり頑張ってくれるアリシアの指示の元、海鳴市の上空を飛んでいた。
とここで、管理世界で扱うような転移反応とは別の反応が発生。それこそアミティエの反応かも、ってことで発生現場へ進路変更。さらに、全く別の方角にも転移反応。さぁ、どうしようかって考えた時、飛行速度が遅いわたしが、一番近い第三反応点へ向かうことに。

(これ以上、なのはとすずかの足枷にはなりたくないしね)

わたしの背より展開されている魔力翼、術式名を真紅の両翼ルビーン・フリューゲル。元はシャルロッテ様の魔術の1つ。この1ヵ月、わたしの前世でいらっしゃったシャルロッテ様に言われた通り練習した魔法だ。

――あのさぁ、イリス。空戦をしろ、って言わないけど、空くらいは飛べた方が良いよ。なのは達とこれからも付き合うとなると、どうしても必須だよ――

――でもわたし、どうも空が苦手で。ご先祖の騎士リサも、魔神オーディンとシャマル先生と空を飛んで気絶した、って手記に書いてあったし――

イリュリア戦争勃発直前、シュトゥラとイリュリアの小競り合いのことが記されていた手記で、魔神オーディンに抱えられて状態で高速で空を飛んだ、すごく恐かった、って一文が。それから先祖代々、空を飛ぶのはやめようね、っていう風潮がね。でもシャルロッテ様の言う通り、なのは達は揃って空を飛べる。
それにアリサもそんなに上手くは飛べないけど、それでもフラフラながらも空を飛ぶことは出来ているから、練習次第でいつか空戦も出来そう。そうなったらわたし1人だけ取り残されるから、必死に練習中なのだ。

「だから死にもの狂いで修得したこのルビーン・フリューゲルで、なのは達と一緒に空を飛んで、一緒に戦って・・・みたい!」

けど今はまだ慣れない所為で雛鳥。でもいつかきっと。そう決意を新たにして、第三発生点に到着、っと。そして「見つけた!」モニターで見た、深桃色のおさげ髪に青いジャケット。間違いなく「アミティエ・フリーリアン、さん!」だ。

「うわ、すごい、綺麗な羽、キラキラ光り輝いてる・・・」

ルビーン・フリューゲルを見てウットリ見惚れているアミティエ。褒めてくれたのが嬉しくて「どうもぉ・・・」照れ笑いを浮かべてしまう。でもすぐにハッとして「コホン」と咳払いを1回。

「えー、エルトリアという世界出身の、アミティエ・フローリアンさんですよね。わたしは時空管理局所属の騎士、イリス・ド・シャルロッテ・フライハイト・・・」

そこまで言ったところで口を少し噤む。役職の執務官補佐と続けるか
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