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仮想空間の歌う少年
14ー8発目には?
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僕は仮想空間へ行くための呪文を唱える。
…詩乃を守るために。
ログインすると直ぐに僕はシノンのホームへ向かう。
理由?からかいに…じゃなくて詩乃を守るため!これ!重要だよ!

「ヤッホー!シノン!」

勢い良くドアを開けるとそこにいたのは…
下着姿のシノンだった。

「…お邪魔しました。」
「スノー。」

あれ?なんか殺気を感じる。あれ?この至近距離でグロックのハンドガン向けられてる。

「^_^」
「ウワアアア??」

銃声が響き渡った。

ーーー着替え中ーーー

「別にさ。怒らなくてもいいじゃん。ほぼ同棲状態なんだからさ。」
「へえー。じゃあお寿司をとってもらおうかな?」
「申し訳わけありません。シノン様。」

僕はグズグズと言いながらささやかな抵抗を試みるが、ダメだった。ちなみにもちろんシノンは着替え完了。

「ところでなんで私のホームに?」
「何と無く。」

まさか「命狙われてるかも知れない!」なんて言えず笑って誤魔化す。

「…シノン。勝つよ!」
「ええ。分かっているわ。…と、そうだ。スノー。」
「んー?なーに?」

そう言ってシノンが僕に近づいてくると思うと…

「まだこの前の借りを返してなかったわね。」
「え?なn…「チュッ」????」

いきなりキスされた。あまりの突然な事に驚きポカーンとしてその後顔が熱くなる。

「な…??な…??」
「ふふ。珍しく慌ててるよ。スノー?」
「う、うるさいよ!バーカ!バーカ!」

こんな茶番をした後。僕達は総督府に向かう。…決勝のエントリーをするためだ。

「でも今日僕達勝ったら奮発してお寿司とろうか?」とか「「キリト絶対倒す…??」」2人で盛り上がっていると。

「俺を倒すだって?」

ハスキーな声が聞こえてきたと思うと。後ろにはキリトがいた。

「やあ、キリコちゃんwww」
「やめろ…。と、シノンにスノー今日はよろしく。」
「…よろしくってどういう意味」
「キリト?肩関節と肘関節と股関節。どれを360°動くようにして欲しい?」
「…」

その後まだまだ時間があるということで総督府でエントリーを済ませると酒場エリアへと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

酒場エリアで、キリトはジンジャーエール。シノンはコーヒー。僕はミルクセーキ。を飲みながらの会話中。

「10km??」
「あ、キリト。決勝の会場の広さ知らなかったのか10kmあるんだよ〜?」
「…まったく30人いきなり狭いところに押し込めたらいきなり撃ち合いで半分死んじゃうでしょ?」

そんな事を話してシステムの話などのたわいない雑談と…
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