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高速超特急ヒカリアン
のぞみはひかりとなりこだまする
Station.02-2

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さっきの男の人が僕の方に近づくと、ニッコリと笑っていた。
「久しぶり。」
「えっ?」
服から考えると・・・・。
「もしかして、広島に居たときにいつも見ていた500系新幹線!?」
「うん。それにしても、東京にいたんだね。」
「最近、こっちに引っ越したんだ!!」
「心配しちゃったよ。いっつも僕に話しかけてくれてたのに。」
「ごめん。」
確かに僕はずっと小声で新幹線に話しかけていた。それが本当に叶うなんて夢にも思ってなかったよ。
「それで、港くん。」
「何?」
「急で申し訳ないんだけど、JHRに入隊してくれないかな・・・?」
「はい。」

・・・・、えっ!?

「よぉ〜し!!後は戻るだけだ!!」
「ちょっと待って!!JHRに入隊って!?」
「大丈夫、心配しなくても!!あおばちゃんもだし、問題ナシ!!」
「僕は問題アリアリだよぉ〜!!」
「平気平気!!はやぶさ、よろしく!!」
僕ははやぶさに乗っても混乱していた。
だって、JHRだよ?もう18年ぐらいの歴史があるんだよ!?
僕が入ってもいいの!?本当に〜!!
『港くん、平気だよ!!こだま隊長が言うんだから!!』
「はやぶさぁ〜。」
・・・・、そうだよね。はやぶさの言う通りだよ。
「・・・そう言えば、はやぶさ。」
『どうしたの?港くん。』
僕は気になったことを聞いた。
「ヒカリアンって他の人には見えないの?」
『・・・、どうなんだろう?ボクもよくわからないなぁ。』
「そっか・・・。」
『でも、心のキレイな子には見えるんだと思うよ!!』
「なるほど。」
そうなんだ・・・・。
「それにしても、港くんとあおばちゃんは特別なんだよ!!」
こだま隊長はそう言って笑った。
「さてと、もう少ししたら着くよ。」
「はーい!!」

・・・・、あれ?

「はやぶさ、なぁ〜んか忘れてない?」
『・・・・?』
「っ!!思い出した・・・。あさまとつばさは!?」
『あさまとつばさ?』
「そうだよ!!大成指令長が言っていた!!」
『あぁ〜、確かに。・・・・、ウゲ。こだま隊長〜、どぉ〜しましょうぅ〜!!!』
はやぶさが言うとこだま隊長はウインクしながら言った。
「大丈夫。はやてに頼んだよ。」
『ふぅ〜、よかったぁ〜。』
本当に良かったよ。

気づけば目の前にJHRの基地が見えた。
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