暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
羨望 -エンヴィ-part1/ウエストウッド村にて
[1/13]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「とにかく…その…みんなが無事でよかった…」
「そういう相棒は無事じゃないみたいだがね」
サイトが眠っていた小屋の居間に集まると、すでにルイズ・キュルケ・ギーシュ・タバサ…そして剣ではあるがデルフ。この旅に同行していた仲間たちが全員集まっていた。サイトが起きるよりほんの少し前に、目を覚ましたという。
すでにサイトが寝ている間に自己紹介は済ませていたそうだ。
先ほどのリミットブレイク状態のルイズから下手をしたら一発で三途の川を渡るかもしれなかった一撃を受けたサイトの顔は、それはもうどんな言葉で飾ればいいのかもわからないくらい腫れ上がっていた。
「さあ犬!!さっきまで何をしていたかきっちり説明してもらおうじゃないの!!」
自分の前にサイトを正座させ、ルイズは彼の前で仁王立ちしながら鬼の形相で彼を見下ろしていた。
「お、俺は何もしてないって!!ただ、お前が気が付いたときにちょうどティファニアが俺のところに来ただけで…!!」
もうお分かりかもしれないが、サイトたちはどういうわけか、ニューカッスルからとても徒歩でたどり着くには時間を要するウエストウッド村にいたのである。理由もわからず自分たちの意思とは関係なしに、瞬間的にここに連れてこられたので一時は混乱したのだが、目を覚ました時にこの村の年長者、ティファニアとこの村で暮らす子供たちに発見されていたのである。
…それはいいのだが、タイミング悪く一番最後に目を覚ましたサイトの様子をテファが身に来たときにルイズがそれを見てしまった。煩悩まみれの自分の使い魔と、圧倒的な美貌と胸の持ち主であるテファのセット。それを見て勝手な想像をした彼女はサイトに暴力を振るって現在に至ったのであった。彼女のあまりの剣幕に子供たちの中で弱気なエマやジャックはテファの陰に隠れている。子供たちの中で年長者のサムは特にルイズへ警戒をしていた。
「嘘おっしゃい!!あんなにしっかり抱き合って何もしてないというの!?この子からき…きき…きき凶悪な代物を、押し付けられてたじゃないの!!」
凶悪なもの…それはこの家の主であるテファの、その巨大な胸にあった。サイズはキュルケをも超えており、当のキュルケでさえ唖然とした。もしここにシエスタがいても同様の反応を示していたに違いない。逆立ちしても勝てない相手にルイズはもちろん、あのタバサでさえ内心で絶望せざるを得なかった。
「まあ、僕も彼女のあまりの美貌に気絶しそうになってしまったからね。手を出したくなるサイトの気持ちは理解できなくもない」
「火に油を注ぐなギーシュ!!…ってか、見てくれ酷いなお前も」
無論、このトリステイン一のキザ男といえるギーシュ・ド・グラモンはサイトが目を覚ます前、彼女の手の甲に口づけし早速口説き落とそうとしたのだが、もちろん子供たちから断固阻止され、サイトほどではない
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ