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『自分:第1章』
『オッチャンと』
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ったしなぁ〜、人のやし。』

『人のって、おまえ、いつからヤクザと連んどったんや!』

『だって好きやもん♪』

『あほや...』

『ええねんアホで。だって父さんが生きてた世界やん。否定したくないし好きでいたい。オッチャンみたいな良い組長も居るんやし、父さんみたいな良い人もいっぱい居るんやろなって信じてる。やからヤクザはやっぱ好きや♪』

『まぁバカなチンピラもバカな上も居るけどな♪』

『まぁねぇ♪』

そんな笑い話をしながら3時間程して[さぼてん]出た。


『次どんな処に行きたい?』

『え、解らんわぁ〜、任すよ♪いっそ海でも♪』

『無理っ!』

食い気味で突っ込まれた。
何処かに電話してた。

フェリーの最終って思ったけど、まぁ帰らんでもえっかって思った。
バイバイしたら港で海月眺めながら飲んで始発待てば良いし。
時間いけるんか?って聞かれて、帰らんから大丈夫って言った。
ほな飲み明かそか♪って。


連れて行って貰った店は居酒屋みたいな安い店じゃなくて、でも高級料亭っぽくなくて、和装の品ある美人女将が居る、温かくて落ち着く高級和食店だった。



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