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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos36とある少年のハッピーバースデー〜Interval 5〜
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んが2人に奢るよ」

そう言って離れて行くエレフテリア二尉に俺とすずかは「ごちそうになります!」そう応え、すずかの回復を続ける。そんな中「みんなも頑張ってるんだね。私も負けてられないな♪」すずかが新たに意を決した。

「だからと言って無理はダメだぞ。先週、風呂で水死しかけたって大騒ぎだったじゃないか」

俺たちの中で一番忙しいすずかは当然の如く寝不足となり、聖祥小が休みの日には下宿するシャルの家(俺たち八神家は4月まで下宿することになっている)の大浴場で溺れかけた。同じように休日はシャルの家に下宿するなのは達も一緒に入っていたから最悪なことは起きなかったが、もし自宅だった場合は・・・想像したくもない。

「うぅ、倒れないように頑張ります・・・!」

「十分頑張っているじゃないか、すずか。すでに自分やなのは達のデバイスを看られるレベルまでのスキルを得たって話じゃないか」

「う〜ん、看ることが出来るだけで直すことは出来ないから、まだ何も出来ないと同じだよ。それに比べてはやてちゃんは、ミミルさんと一緒に融合騎――リインフォースUちゃんを開発してる・・・。なんていうか負けた気分で・・・」

そう。はやては研修が休みの日にはミッドはベルカ自治区サンクト=オルフェンへと出向き、融合騎技術者のミミルの元を訪れ、リインフォースUの開発を手伝っている、というよりはミミルが教授しながら手伝いをしているといった感じか。はやてが主任となったことで開発速度がガクッと落ちただろうが、それでもはやてとリインフォースの意思だ。何も言うまい。

「焦らなくても良いさ、すずか。時間はたくさんある。それに、はやての場合はあくまでリインフォースUの開発だけ。デバイスマイスターを目指すすずかとはまた別だ。自分の道をしっかりと見据え、一歩一歩確実に進んで行けば、今の努力は報われるよ」

頑張りを労うためにすずかの頭を撫でると、「うん。ありがとう。・・・ふふ」彼女が小さく笑ったから、「どうかしたか?」と訊く。血行が良くなったことで頬に赤みが増しているすずかの横顔が魅力的な笑みに変わる。

「ルシル君ってなんだかお兄ちゃんみたいだな、って。誕生日で言えば私の方が早いのに。それでも・・・もしお兄ちゃんが居たら、ルシル君のように励ましてくれたり助言してくれたりするのかな、って。ふふふ♪」

「お兄ちゃんかぁ〜。・・・呼んでみるか?」

「ええっ? えっと、その・・・」

からかうつもりでそう言ったらすずかはさらに顔を赤くして言い淀み・・・「あ」そう漏らした。すずかの視線を追ってみると、「何してんの?」両手を腰に置いての仁王立ちをして、半眼で俺やすずかを見下ろしているシャルと視線が合った。そのシャルの背後にはブロンドのセミロングの髪を靡かせている女性が居た。
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