暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜
腐った国
[1/2]

[1] 最後 [2]次話
帝都 裏通り 深夜


「いやー、まさか
帝具使いによる組織が結成されるとはね」
「イェーガーズだったか?
なんつーか…名前ダサいと思うんだが…」
「ハハハ、まあ確かにな…待った」

突然、声がこわばったことに驚き、
彼の目線を追いかける
その先には黒いコートを着た人が立っていた
顔はフードで隠されていて見えない

「あんた…何者だ?」

黒いコートの人物は黙ったままだった

いつでも斬れるようにするために剣を握る

だが…



次の瞬間、目に見えていたのは
首のない自分の体と
さきほどまで一緒に話していた友人の
上半身がない体だった








ライダー大戦が終わった後…
門矢士は
仲間の夏海やユウスケ達と共に
数々の世界を巡っていた
消えてゆく運命にあったライダー達の物語も
永遠の物となり、
また、新たな仮面ライダー達も生まれた
その度に士の変身するディケイドも
新たなる力を手にいれていった


「さて、次はどんな世界でしょうかねえ」

光写真館の館長、栄次郎が背景ロールをいじりながら言う

「なんか面白い世界ありませんかね〜
こう、ゾンビだらけの世界とか」
「僕はそんな世界嫌だね
お宝がなさそうだし」
「どこでもいい、旅こそが俺の世界だ
行き先はどこでもいい」

ユウスケ、大樹、士が順に答える


ガララララララララ…


「あ、ほら、準備が出来たみたいですよ」
「どれどれ…」

夏海に言われ、全員が背景ロールの絵を眺める
その絵には月に照らされる
巨大な都市のような場所が書かれていた
だが、その都市はどこか暗い雰囲気を醸し出していた

「なんか…今までと時代が違うような感じですね」
「ああ、古そうだ。これは面白いお宝が手に入りそうだ」
「なんか、キバの世界と似てません?絵が」

みんな、それぞれの感想を述べる

「ちょっと外を見てくる」

そう言うと、士は
写真館から出ていった

「コーヒーを用意するので、
士君が戻ってくるまでゆっくりしてましょう」

栄次郎がキッチンの方に向かいながらいう


しばらくして、士が戻ってきた

「おい、士、どんな感じだった?」
「周りは森だった
少し離れたところに小さな村があったが
それ以外は何もない
聞いたところ、その絵の都市は
帝都と言ってここから少し離れたところにあるそうだ」
「なるほど」

士は用意してあったカップに残っていたコーヒーを注ぐと
椅子に座って所持しているカードをチェックしはじめた

「オーズにフォーゼ、ウィザード…それに鎧武か
この世界にはどんなライダーがいるんだろうな」

ユウス
[1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ