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アラガミになった訳だが……どうしよう
夫になった訳だが……どうしよう?
45話
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ターを見送ってから飛び降りた。どうせ俺の行く場所は最下層なのだから、エレベーターを待つよりこうして飛び降りた方が手っ取り早いだろう。
着地の少し前に脚の具足から空気を噴出させて勢いを殺す。そのまま着地しての俺へのダメージは無いが、建物自体へのダメージは極力抑えたいからな。
この辺りはアラガミも入ってきていなようで機械の駆動音しか聞こえず、なんとも不気味な雰囲気だ。人がいないのに機械だけが動き続けているというのはどうにもな……アラガミの俺が言うのも何だがホラーっぽくて嫌なんだよ。
少々不機嫌になりながら進んでいると、通路の先にやたらと厳重な扉を見つけた。マントでなら切れるかもしれないが……電気は通っているようなので普通に開けるとしよう。
「む……温度は随分低いな」
扉を開けると冷気が漏れ出し、部屋の中にいたものが明らかになった。
……これは随分と外れクジを引いたものだ。いやはや、なんで俺の運勢とこうも悪いのだろう。
部屋の奥にいた奴の放ってきたレーザーを右腕で防ぎながら、半ば無意識にため息をついてしまう。
確かにここでは支部長が創り出したノヴァを守る為のアラガミ、アルダノーヴァがいる。それはいいんだが……なんでここでそれと出会うのかね?
しかも、厳密に言えばアルダノーヴァではなくその変異種ツクヨミだしな。
部屋の中の様子から察するに他のアルダノーヴァを喰い続けて進化したって所なんだろうが、はてさて俺の力はどこまで通用するのか心配だが負ける気はしないな。
「それに……ただのアラガミなら殺しにかかっていいんだからな!!」


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