第七十九話 North Pole Area
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ックス程の戦士と合間見えた時どうするか……考えるまでもなかった。
エックス「了解。新しいアーマーもあるから大丈夫さ」
新たなアーマーを得たことで更に強さが増したエックスは揺るがない信念を持って戦場に行こうとする。
しかし、部屋を出る途中にふと足を止めた。
エックス「ところでエイリア」
エイリア「?」
エックス「エイリアは…ヴォルファングというレプリロイドと知り合いだったのか…?」
それを聞かれたエイリアの肩が震えた。
エイリア「………知らないわ」
少し間を置いて言うエイリアにエックスも頷いた。
エックス「そうか…すまなかった…エイリア」
エイリア「何?」
エックス「辛いことがあるなら話して欲しい。俺なんかじゃあ何の力にもなれないだろうけど、すっきりすると思うんだ」
エイリアは思わずエックスの顔を見つめる。
エックスの表情には嘘偽りはなく、本当にエイリアのことを気遣っているのだ。
エイリア「ありがとうエックス…聞いてくれる?」
エックス「ああ、まだミッションまで時間があるし」
解析室を出ると、エックスとエイリアはハンターベースの屋上に出た。
深夜、風は冷たい。
エイリアは冷たい風を全身に受け、心まで凍てつく感じがした。
エイリア「(あの時も…こんな寒い夜だった……)」
エックス「今夜は冷えるな…大丈夫かエイリア?」
エイリア「ええ…エックス。ブリザード・ヴォルファングのことだけど…彼は…私が処分したレプリロイド…なの…」
思い出したくない過去が脳裏を過ぎる。
『ヴォルファングを処分する』
北極エリア調査本部。
ヴォルファングがイレギュラーとの戦いから命からがら戻ってきたその夜、上司はエイリアにそう告げた。
『あいつは仲間を見殺しに1人で帰ってきた。許される行為ではない。』
エイリア『しかしイレギュラーが仕組んだ罠のせいですよ!?彼が全て悪いわけではありません!!』
当時北極エリアに駐在していたエイリアは猛抗議した。
既にゲイトが造ったレプリロイドが処分されだした頃だった。
上司や同僚がゲイトを嫌っているのは知っている。
だがそれだけの理由でレプリロイドを処分するのは納得がいかなかった。
『エイリア、まだそんなことを言っているのか?ゲイトは数々の危険なレプリロイドを製造し、我々の仲間を危険にさらしてきた。彼のレプリロイドのせいでどれだけのレプリロイドが犠牲になったことか。お前も知っているだろう?』
エイリア『ですが…』
『もう、決まったことだ。決定は覆ら
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