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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
39話
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由の根本だね」
だろ?俺の理由もそれと大差ない。
「ふーん、じゃあいいんだけどさ。マキナ、何考えてるの?
前までは終末捕食、というか私をどうやって止めるかを考えてたのに、今じゃそのことを全く考えてないよね。私の考えを認めてくれたの?」
あー……それに関しては俺の打てる手は打ったから、これで通らなきゃ諦めるかってところだ。
「あれ?最後は私を殺すとか考えてたんじゃないの?」
……お前、俺の心を読んでおいてそれを聞くのか?
「ごめんなさい。この質問はするべきじゃなかったね……」
少しの間、イザナミとの間で沈黙が続いた。事実、先程の質問には本気で腹を立ててしまったのだから仕方がないと言えばそうなのだろう。
「けど、本当にマキナはどんな手を打ったの?いくら読んでもそれっぽい事は出てこないんだけど?」
お前に読まれないように散々頭を捻ったんだ、今のお前じゃ分からんよ。それに今バラしたら全部台無しだ。
「ちぇ、私を止められるとは思えないけど頑張ってね」
「はいはい、頑張らせてもらいますよっと」
俺はそう言って立ち上がり、神機整備班に用事があったので部屋を出る。



「あれ?マキナさん?珍しいねここに来るなんてさ」
さて、俺が会いに来たのは整備班というよりは彼女、橘リッカに会いに来たというのが正解だ。彼女はその技術も信頼できるのだが、シオの服を作ったということもありサカキから色々と教えられている人間で、俺の招待を一々説明する必要がない。
まぁ、シオのともかく俺に関しては俺の神機の様子から薄々は勘付いていたらしいな。彼女曰く傷が無さすぎる、だそうだ。
「まぁな、ただ今回は頼みたいことがあってな」
「私に?」
「ああ、多分技術者としても喜んで貰える依頼だ」
「へー期待させてもらうよ」
俺はリッカの前で左腕を具足に変化させて、具足の装甲部分を全て外す。その鈍く輝く、恐らく俺が知るあらゆるアラガミの中で最高の硬度を誇る装甲を、リッカに見せるように彼女の前にぶら下げる。
「アラガミ数千体分のオラクル細胞を使って生み出した俺の武器だ、これを神機に加工してみたくはないか?」
「い、いいの!?」
「ああ、ただしこれで作るのはカノンのブラスト型神機だ。それに多少の機能を付けてくれればいい。この条件さえ認めてくれるならこれを渡そう、どうだ?」
するとリッカは一瞬考える素振りを見せたが、すぐに考えは纏まったらしくはっきりと頷いた。
「追加する機能次第だけど、それさえ聞かせてもらえればいいよ」
俺は彼女にその追加機能について話すと、納得がいったというような表情を浮かべて了承してくれた。どうやら彼女も俺と似たような事を考えていたらしいが、その条件を満たす素材が無く断念していたらしい。
「それにしてもマキナさんっ
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