暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos33神さまに教えてもらおう〜Interval 2〜
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†††Sideフェイト†††

初詣っていう、この世界・この国での行事へとやって来た私たち。初めての着物、初めての参拝。そのどれもが新鮮で、改めて私は今の幸福をくれたなのは達みんな、そしてテスタメント――ステアに感謝する。
神様へのお願いをする参拝を終えた私とアリシアとアルフは、先に終えていたシグナムとザフィーラ、ヴィータとシャマルの元へ。少し待って「お待たせー」アリサとすずかが合流。そして次に合流するなのはとシャルを見守っているんだけど・・・。

「シャル、どんだけ必至に願い事してんのよ。あたし達の倍はしてんじゃない?」

「どんなお願いか、ちょっと判っちゃうかもね。この神社、縁結びの神様を祀ってるし」

アリサが呆れ口調でそう言って、すずかが微苦笑。なのはの願い事が終わっていてもなおシャルは必至に何かをお願いしている風で、最後になるはやて、ルシル、リインフォースの後ろに並んでる人たちがクスクスって笑い始めた。可愛い、とか聞こえることから嘲笑じゃないのは確か。だから気にするほどのものじゃないんだろうけど、身内としてはちょっと恥ずかしいかも。

「あ、終わったみたい。・・・すんごい晴れやかな顔してるね、シャル」

アリシアの言う通りこちらに向かって来ているシャルは、何か手応えでも感じたのか晴れやか、そして満足げな表情だった。そんなシャルに「シャルちゃん。随分と熱心だったけど。何をお願いしたの?」シャマルが訊いた。

「えっへっへ〜♪ もちろんっ、なのは達やはやて達とこれからもずっと、ずっと、ずぅ〜〜〜〜っと仲良く、親友でいられますようにっ♪」

満面の笑みを浮かべるシャルに「私もだよ!」って賛同すると、「あ、私も同じことをお願いしたよっ♪」なのはも、「わたしも、わたしも♪」アリシアも、「私もー♪」すずかも、「あら、私もよ♪」シャマルも、そして「まぁ、あたしも、そうね」照れくさそうにアリサも賛同した。シグナムやヴィータも頷いて賛同を示す。すずかが言っていた、この奇跡のような出逢い、を私も大切にしたい。みんなが同じ想いを抱いてる。

「そ・れ・と〜・・・ルシルと結ばれますように、って・・・きゃっ?」

頬に両手を添えて恥ずかしがっているシャルに私たちは全員口を閉ざす。なんとなく判っていたからだ。シャルの長すぎる願い事。きっとルシル関係なんだろうなぁ〜って。そんな中、「お前よかはやてとの方がお似合いじゃね?」ヴィータが賽銭箱を指さしてそう言ったから、私たちもそちらに視線を移す。
そこにはリインフォースと大人姿に変身したルシル。そのルシルに横抱き――俗にいうお姫様抱っこされているはやての姿が。シグナムとザフィーラは「ふむ。確かに」って言って、「あら〜♪」シャマルは嬉しそうに微笑んで、ヴィータは「ほらな?」硬直してるシャルに
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