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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第一話 僕が大家!?しかも何このお屋敷!その五
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「管理人になりました」
「あの、管理人の資格は」
「私が持っていますので」
「貴方がって」
「義和様は名誉的な管理人となります」
 そうなるというのだ、僕が。
「そしてです」
「そしてって」
「収入はありますので。月に手取りで三十万、保険や年金のことは別に支払われますので」
「月に三十万ですか」
「年三回ボーナスがあります、春夏冬と」
 執事さんのお話は続く。
「少なければ相談に応じますが」
「いや、月三十万なんて目茶苦茶多いじゃないですか」
 僕はこのことにも驚いた、学生の身分で月三十万とか信じられなかった。年金とかの話はわからないけれど。
「しかもボーナスもって」
「年収は五百万になるでしょうか」
「五百万・・・・・・」
 僕にとっては想像出来ない額だった。親父は法外な報酬を受け取る医者だったのでこれまでも生活には困っていなかったけれど。親父は豪遊しまくりながらも僕には毎月一万円のお小遣いは出してくれていた、生活費とかも全部。
 それに僕も八条家の人間だ、世界屈指の富豪の。分家とはいえ一族の者なのでお金のことで困った記憶はない。けれどそれでもだった。
「学生でそれは」
「八条家の方では少ない位ですが」
「僕分家のしかも端っこの方ですよ」
 この立場からも言う。
「そんなのとても」
「五百万がですか」
「そうですよ、それが」
「いえ、これはほんの固定給」
 執事さんは平然とさらに言って来た。
「ここに人が入れば」
「入れば?」
「家賃は全て義和様のものとなります」
「家賃って」
「左様です、ガス代水道代電気代は全て八条家が出しますので」
 寮に入る人達のそれはというのだ。
「寮といいますか荘の家賃は全て義和様のものとなりますので」
「じゃあ僕の年収は」
「最低でも五百万です」
 こう来た。
「後は人が増えればです」
「何か目茶苦茶な話になっていません?」
「そうでしょうか」
「だって新しい家、お屋敷に入ってそれですよ」
 就職まで決まった、まだ高校生なのに。
「それでって」
「どちらにしろ大学進学と就職は決まっていると思いますが」
「八条家の人間だから」
 だから八条学園に幼稚園いや保育園から通っている。大学も八条大学に進学の予定だし就職の八条グループの企業の何処かだ。確かに僕の将来はある程度以上決まっている。
 だがそれでもだ、まだ高校生なのにだ。
「それはそうですけれど」
「はい、ですから」
「この機会になんだ」
「義和様のお仕事の一つが決まりました」
「一つって」
「仕事は一つとは決まっていません、企業に入られながらでも大家は出来ますので」
「だから仕事の一つなんだ」
「左様です」
 執事さんはこの辺りの事情も話してくれた。
「あくまで
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