暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『悪徳詐欺』
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
臣君、展示販売で親関係とか何人かに売ってた。
ローン組ませてたから...
そりゃ売りまくって稼ぎまくる言うてたけど、身内?
悪気や良心は無いん?

騙して買わして稼ぐくらいなら、ウリやった方が100倍ラク。
犠牲者出んし。

チンピラのシンさんがアポ取り大会以降来てない。
高松の時、補佐が席外した瞬間に、シンさんに携帯取られて登録されてた。
連絡してみた。

[あれから見んけど何かあったん?]

[忙しいけんのぉ〜。稼いだ?]

[あんな高いもんローン組ませてまで買わせれんやろ!詐欺やったらシャレんならんし]

[まぁ詐欺やろ!]

[マジ?ほんまに本気で悪徳なら速攻辞める!]

[本社叩かれよるしなぁ〜知らんの?]

[外部情報はいらんし...]

[はぁ〜っ!!]

[いや、マジ。寮にもテレビとか無いで?]

[絶対怪しいわ〜]

電話できるか聞いて、着信来たから事務所出た所で話した。
ヤバい感じっぽい。
寮に帰りよる時、マサの兄貴から着信。
シンさんが話してたこと、似たような内容のことを言われた。
翌日、施設職員数人から着信とメール。
大阪本社、詐欺やらデート商法やら、悪徳商法でニュースなったらしい。
マジで辞めよ!

朝礼後、辞める言うた。

勿論、辞める理由聞かれた。

『客も呼べん、お金も入らん、貯金も無くなった、携帯も払えんなったら止まるし、もう嫌やけん。』

此は此で本音。
ニュースのことは皆が知らんっぽい。
言いにくいわな...

彩さんも、今朝、コソッと辞めるって教えてくれた。
親が危篤で実家継ぐからって。

部長にイヤミ言われた。
『そんなことで辞めるなら何処も続かん!次絶対売れや!』

いやいや、無理。
呼ぶ気にもなりません。
売る気にもなりません。
だから辞めます。
どこ行っても続かん?
ノルマ無いとこか時給くれるとこなら此処より続きますよ。

『そんな理由じゃ納得せん!ハッキリ言え!何が気に入らん!』
事務所に響き渡って静かになった。

言うしかないか。
辞める人増えて潰れてしまえ。
こっちも、わざとらしく怒鳴りつけるように言った。

『本社が詐欺!悪徳商法でニュースなっとるって色んな人から連絡きよんじゃ!一応こんなんでも心配してくれる人居るんですよ。信用無い商品やか大事な人間に売れるわけ無かろうが!!』

部長絶句。
事務所もザワついた。

『其処座って待っとけ!』

シンさんに状況メール。
家も職も無いの知ってる。
松山駅迎えに来てくれるって。


部長が寮から零那の荷物持ってきた。
『誓約書書け!ほら!』
拇印、5本指...何に使う気やっちゅうねん。
実家の住所も番号も名前も誤魔化した。
どうせすぐバレるやろうけど。

これ以上
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ