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神の左手を持つ雀士
6話-風越練習試合編 その2-
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「こちらが私達の部室になります。」福路さんに案内されて、部室に前にやってきた俺と京太郎。
にしても、綺麗な人だな。結構、今まで美人さんにはあって来たけど3本の指に入るな。
性格も優しそうだしな、うちの部長にも見習ってもらいたい。

「コーチ、お連れしました。」
「ご苦労、はじめまして風越女子のコーチをしている久保貴子だ」
「今日はお招きいただきありがとうございます。清澄高校2年の三嶋悠です。それと、こっちがお電話で話させていただいた後輩の須賀です。」
「須賀京太郎です。今日はありがとうございましゅ」
アホみたいにかみおって、皆さん笑いをこらえてるじゃないか、恥ずかしい
「こいつはまだまだ初心者なので名門風越女子の練習を少しでも見せていただけたらと考えていたのですが」
「いいだろう、だが 」「もちろん迷惑にならないようには考慮させていただきます」
「そこまで分かってるならいいだろう。ただ、君は打ってもらうよ」
「はい。そこはわかっています。」

「よーし、文堂、中村、巽こっちに来い」
「「はいっ。」」3人の女子がこっちにやって来た。
「三嶋君。まずはこの3人と半荘で打ってやってくれ。」
「分かりました。三嶋ですよろしくお願いします。」
「文堂です。」「中村です。」「巽です。」
「「よろしくお願いします」」
俺が起家か。
さてと、この座った時に感覚でわかる。恐らく、彼女達はレギュラー一歩手前といったところの選手だろう。久保コーチめ、呼んでおいて俺の力量を測るつもりだな。食えない人だ。ならば、俺も風越の準レギュラーの実力試してやるよ。左手抜きでやってやる。


東4局 終了
1位 三嶋 34500
2位 文堂 24400
3位 中村 22200
4位 巽 20900
まぁ、1位だが、7700直撃で4位でも逆転される。油断はできねぇがもう大体見えてきた。
こっから、エンジンかけてくかな。にしても、さっきから福路さんが後ろから離れないな。でも、女子と試合なんてこれ以降は無いだろうからな。手の内を隠す必要もないか

福路視点
「(やっぱり、三嶋さんの1人浮きですか。やはり、インターハイに出ているだけはありますね。
でも、彼はまだ何かを隠してる。そんな気がします。
南場になると違和感が分かるのでしょうか?)」


「飛びで終局ですね。」
南1局終了
1位 三嶋 60200
2位 中村 22200
3位 巽 20900
4位 文堂 -1300

福路視点
最後のあがり、いや南入してからは文堂さんひとり狙い撃ち
最後のあがりは
5萬チーで、おりに入った文堂さんの残った5萬落としをあがった。これはおそらく彼は文堂さんが5萬を対子で持っていると読んでの
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