暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王 最小の可能性〜小さいって言うな!〜
悪魔のサンタクロースと希望のバリアン
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「まずは私が相手になるよ!誰が相手かな?」
シャルルさんがそう言うと一人の屈強そうな男がデュエルディスクを構えていた。
「俺、一条が相手をさせてもらおうか!」

「「デュエルスタート」」

「俺のターン!俺は手札からサフィアドラゴンを召喚してターンエンドだ」

サフィアドラゴンか。攻撃力1900の通常モンスター。かなり使いがっては良いカードだ。

「じゃあ、私のターン。ドロー!私は手札から堕天使ナース レフィキュルを召喚する!」

私はあまりの出来事に口が塞がらなくなっていた。相手の3人はその恐ろしさに気がついていなかったが。

「私は手札から 成金ゴブリンを発動!」
「その程度のカードの効果は俺でも知っているぜ!そのカードは相手のライフを1000回復させて自分はカードを1枚ドローするカードだろ!」

オベリスクブルーの相手はペラペラとご丁寧に説明してくれた。まぁ、それは当たっている、半分までだがな。

「残念だけど、貴方のライフは回復しないよ。堕天使ナース レフィキュルの効果発動!相手のライフが回復する効果が発動されたときに、その効果をダメージを受ける効果に変える事が出来る。つまり、私は貴方のライフに1000のダメージを与えて1枚ドローします」

一条 LP4000 →3000
「ふん!だが、その程度のダメージでは俺は倒しきれないぜ!」

「私はカードを1枚伏せてターンエンドです」
シャルルさんはニコっと笑ってターンエンドを宣言した。
その笑顔は可愛いとも言えるだろう。シャルルさんが素でも可愛いのだから当たり前かな。しかし、この笑顔が今だけは恐ろしかった。

「俺のターン。ドローだ!」
相手の一条という人はドローしたカードを見るとニヤリと笑っていた。
「ふん!今俺が引いたカードは融合のカードだぜ!手札には4体のドラゴン族のモンスターがいる。このターンで俺のエースモンスターを召喚してやるぜ!」

相手はペラペラとエースモンスターの召喚の説明をしてくれた。
どうやら彼は知らないようだ。説明は負けフラグだと言うことを。

「私はトラップ発動!ギフトカード!このカードは相手のライフを3000回復させる!」
シャルルさんは笑顔でトラップを発動していた。その笑顔がこの時だけは恐ろしく感じた。

このカードの効果を言った瞬間にほとんどの生徒が爆笑し、一部の生徒が青ざめていた。
爆笑した生徒は相手のライフを3000も回復させるカードに何の意味があるのかよ!と言っていたが、青ざめていた生徒はその意味を知ってる為に顔を青ざめていたのだ。

「そして私は堕天使ナース レフィキュルの効果を発動!相手がライフを回復する効果はダメージを与える効果になる!つまり3000のダメージを受けてもらうよ」

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