暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード4 〜入学試験デュエル〜
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『紫苑さ〜ん、朝ですよ〜。今日入試ですよね。起きなくていいんですか?』

未だにスヤスヤと眠っている紫苑に声をかける

え?私は誰だ?

自己紹介まだでしたね。私は【ガーディアン・エアトス】の精霊で、今のマスターである紫苑さんからはエアって呼ばれてます。以前は、ラフェールに憑いて、伝説のデュエリストの遊戯さんとかとバトってました。あの時は色々大変でしたね。
闇堕ちするわ、マスターが死にそうになるわ。けど、今ではいい思い出ですよ。

『しっかし、マスターの寝顔、本当に可愛いですね…』

つんつんと頬を突こうするが、実体がないためすり抜けてしまう。

『く、悔しく…ただ見ているだけでおあずけなんて!こんなことならマスターに実体化させて貰えばよかった……そして、実体化したら、ベットに潜り込んであんなことやこんなことを。グフフ…』

「何やってんですか!?エアトスさん!!」

いろいろOUTな妄想をしていたらマナが乱入してきた。

『邪マナ…なんのよう?』

「邪マナ!?やめて、その明らかに悪意のこもった呼びかた!!てか、エアトスこそ何してんですか!?」

『キャーキャーワーワーうるさいよ。ただマスターの寝顔鑑賞しながら、いけない妄想に浸ってるだけです〜』

「確信犯!!??まぁ確かに紫苑さんの寝顔は反則級に可愛いけど…それより居たなら起こしてくれてもいいじゃん」

「お前ら、うるさいよ……静かに寝かせてよ…」

ゴシゴシと目を擦りながら、起き上がる。

はだけたパジャマから見える白い肌はなんとも扇情的で欲情心を刺激する

(う、これは何とも色気が…)

「おい、エア…おまえ今、ナニカンガエテタ?」

『心を読まないで!?』

にっこりと笑いながらエアトスに話しかける

「紫苑さん……目が笑ってないです」






『デュエルアカデミアの入試って、実技でデュエルもするですよね?何のデッキ使うんですか?』

朝ごはんを食べていると、唐突にエアトスが訪ねてきた。

「ん〜、特には決まって無いぞ。普通にビートダウンかな」

決まっていないと言った瞬間、目を輝かせるエアトス

『じゃ、じゃあ…私を使ってくれませんか?』

「ヤダ」

『即答!?』

「おまえ使うと周りからの視線が鬱陶しいじゃん。プロ戦じゃないならあんま使いたくないんだけど……」

『そこをなんとか!!!』

地面に頭を擦り付けて土下座する。そして、その頭を踏みつける。

・・・・・マナが

『ってイタイイタイイタイイタイイタイ!!頭踏まないで!?おまえかよ!せめて、紫苑さんに踏まれたいわ!』

こいつ、だんだん思考が危険になってる!?
そして、マナが怖い!
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