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ルドガーinD×D
第十六話:異物と賞味期限
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こだ?ここ?」

何だか幸せな夢を見ていた気がするけど……今はそれよりも状況確認だな

確かヴァーリの攻撃を受けてそれからイッセーに後任せて意識を失ったんだっけ?

体調さえ崩れなかったら俺が戦ったのにな……イッセーには迷惑をかけたな

っ!!そういえばみんなはあれからどうなったんだ?

……とりあえずみんなが無事かどうかを確認しないとな

そう思い、ベッドから抜け出そうするが起きてすぐのせいか

立ちくらみが起きてしまい大きな音をたてて床に転がり落ちてしまう

「いったた……」

俺が、しこたま打ち付けた腰を擦っているとドタドタと階段を上ってくる音が聞こえてくる

「ルドガー先輩、起きたんですか!!?」

勢いよくドアが開き、真っ先にギャスパーが飛び込んでくる

「ルドガー君、よかった……」

その後に木場がそしてオカルト研究部の面々が続々と入ってくる

……みんな無事みたいだな、よかった……

「イッセー……あれからどうなった?」

「ああ、しっかり殴り飛ばしてやったぜ!!」

そう言って腕を叩いて見せるイッセーに思わずニヤリとしてしまう

あの戦闘狂に一泡ふかしてやったみたいで俺は満足だよ

「ルドガー、気分はどう?」

部長が心配そうに俺の具合を聞いてくる

「大丈夫みたいです」

「でも、ベッドから落ちたみたいだから本当はまだ辛いんじゃないの?」

「いや、ただの立ちくらみですから」

「もうしばらくベッドで安静にしておきなさい!!」

なんだ?やけに部長が心配してくるな、他のみんなも部長の言葉に頷いてるしな

「みんな心配しすぎだろ?ちょっと寝込んでただけなのに」

俺がそう言うとみんなが大きくため息をついた……なんだ?解せん

「はあ……あなた一体どれだけ寝込んでたかわかってる?一週間よ、一週間」

へえ、俺、一週間も寝込んでたのか、道理で立ちくらみなんて起こす訳だ

いやー納得……まあ、それはさておき――

「部長、お腹が減りました」

「無理やり話題を変えようとしてもだめよ」

痛っ!?部長、病み上がりにたいしてチョップはいけないと思います!!

というか、一週間ってもう夏休み入ってるんじゃないか?なんか損した気分だな……

ん?それと何か忘れてるような――

「おーい、お前ら俺のこと忘れてねえか?」

「「「「「アザゼル!!?」」」」」

うーん……後ちょっと、後ちょっとで出てきそうなんだけどな

「どこから入ったんだ!?」

「普通に玄関からだぜ、お前ら修行不足だぞ」

「俺の家に何の用だよ?」

ああ、ここイッセーの家だったのか、それにしても思い出せないな……


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