暁 〜小説投稿サイト〜
ポケットモンスター レッド外伝
No1 下山

前書き [1]後書き [2]次話
シロガネ山の山頂_____

「ピーピカチュッ!!」
「バナァァーー!!」
「グオォオーーー!!!」

 各々、歓喜の声を上げる。特にテンションが高いのは、ピカチュウ、フシギバナ、リザードンだ。
そりゃそうか、今日は下山の日、長い長い修行の日々の終わりの日なのだから。
六匹の相棒たちは、揃いも揃ってボールから飛び出している。とにかく早く下山したい様子だ。

「ピカピカーー!」
「わかってるよピカチュウ、そうだな、早く下山しよう」

 俺はモンスターボールを取り出し、ピカチュウたちをボールに戻した。
そしてバッグからあなぬけのヒモを取り出す。洞窟から一瞬で抜け出せる道具、この日のために取っておいた。


 俺はあなぬけのヒモを使って外に出た。心地いい風が躰に伝わって来る。季節は春だろう。
一体、何年の時が過ぎたのだろう。俺にはまだヒゲが生えていない。まだ俺は10代か? 山の周りには特に変化は見られない。

とりあえずはマサラタウンに帰ろう。……母さんと会いたい

「……リザードン」

俺はモンスターボールを高く投げた。中から雄叫びを上げ、リザードンが出てきた。

「リザードン、久しぶりに飛ばしてくれ、マサラタウンにな」
「グオォ!!」

久しぶりに乗る、リザードンの背中……。
俺もリザードンも、とても嬉しそうな顔をしている。へへ、うっかり振り落とされないか心配だぜ。

「さあ、リザードン、修行の成果の見せどころだ。飛ばせ!!」
「グオォォオーーー!!」

リザードンが飛び出した!! 速い、ジェット機かよ……!
こりゃあマサラタウン、すぐに着いちまうな……。
前書き [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ